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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ペプドリ、ルネサス、日精工、ディスコ

■ペプチドリーム <4587> 9,460円  +1,180 (+14.3%) 一時ストップ高    本日終値
 共同研究開発パートナーの英国アストラゼネカ社の腫瘍学生命科学分野の責任者Kevin Hudson 博士が「KRASをターゲットとした新しい癌治療薬」に関する同社との共同研究成果を発表。

■ルネサス <6723> 831円  +47 (+6.0%) 一時ストップ高    本日終値
 ルネサス <6723> が急反発。日経新聞が2日付で「米アップルは半導体大手のルネサスエレクトロニクスと、ルネサスの液晶用半導体子会社の買収交渉に入った」と報じたことが買い材料視された。報道によると「基幹部品の技術者を自社で抱え、高精細で消費電力の少ないスマートフォン(スマホ)の開発を加速する」という。買収するのは同社が55%出資するルネサスエスピードライバ。同社が持つ全株を取得する方向で、取得額は500億円規模としており、売却による同社の財務体質改善を期待した買いが向かった。

■日本精工 <6471> 1,123円  +63 (+5.9%)   本日終値
 2日付の朝刊で「前期営業益は640億円に上振れの模様」と一部報じられたことが買い材料視された。

■ディスコ <6146> 6,830円  +380 (+5.9%)   本日終値
 1日。ディスコ <6146> が14年度第4四半期(1-3月)の個別売上高(速報値)が前年同期比21.9%増の223億円に伸びたと発表したことが買い材料。対前四半期比でも25.8%増に拡大した。アジア地域の半導体サブコンが期末にかけ設備投資を積極化させたことで精密加工装置の売り上げが大きく伸びた。精密加工ツールも、客先稼働日数の影響で前四半期比では落ち込んだものの、高水準の出荷数量を背景に前年同期比では大幅増収を確保した。個別の通期売上高も9.2%増の856億円と過去最高を更新した。足元の売上好調を受け、5月12日に予定される決算発表への期待が膨らんだ。

■オリックス <8591> 1,483円  +15 (+1.0%)   本日終値
 オリックス <8591> が大幅続伸。日経新聞が2日付で「オリックスは木質バイオマス(生物資源)や石炭を燃料とする発電所を福島県や北九州市など全国数ヵ所に新設する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「最大1500億円程度を投じ、2018年までに発電能力を現在の20倍の50万キロワット程度に増やす」という。16年の電力小売り全面自由化を見据え、売電による将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。

■M&Aキャピ <6080> 5,140円  +700 (+15.8%) ストップ高    本日終値
 1日、M&Aキャピ <6080> [東証M]が、14年9月期上期(13年10月-14年3月)の経常利益(非連結)を従来予想の2.4億円→5.8億円(前年同期は非開示)に2.3倍上方修正したことが買い材料。13年11月の株式公開に伴い知名度や信用力が向上したことで、M&A案件の成約が想定より大幅に伸び、売上が計画を78.7%も上回ったことが利益を押し上げた。上期の増額分を下回る形で、通期の同利益も5.8億円→7.6億円に30.6%上方修正。従来の3%減益予想から一転して26.7%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

■ディー・エル・イー <3686> 2,443円  +323 (+15.2%)   本日終値
 1日に発表した「DeNAとのキャラクター開発第一弾公開」が買い材料。
 DeNAとの共同キャラクター開発プロジェクトの第一弾として「ももじりぞく」をリリース。

■東日本ハウス <1873> 509円  +45 (+9.7%)   本日終値
 1日、東証が東ハウス <1873> [東証2]を8日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■象印マホービン <7965> 358円  +27 (+8.2%)   本日終値
 1日、象印 <7965> [東証2] が決算を発表。14年11月期第1四半期(13年12月-14年2月)の連結経常利益は前年同期比80.5%増の29.6億円に拡大して着地。四半期ベースの過去最高益(19.4億円)を8四半期ぶりに大幅に更新したことが買い材料。繁忙期に消費増税の駆け込み需要が重なった、国内事業が収益を牽引した。圧力IH炊飯ジャーなど好採算品の販売好調や販売価格の見直しなども増益に貢献した。第1四半期の好調に伴い、上期(12-5月)の同利益を従来予想の18.5億円→27.5億円と一転して21.3%増益に48.6%上方修正。併せて、通期の同利益も29億円→35億円と40.2%増益に20.7%上方修正した。

■C&Gシステムズ <6633> 743円  +46 (+6.6%)   本日終値
 試作品の3次元データを生成するCAD/CAMシステムを手掛けるC&GSYS <6633> [JQ]、米ストラタシス社の3Dプリンターを販売するアルテック <9972> 、3Dスキャナーの製造・販売など3D技術に強みを持つパルステック <6894> [東証2]など3Dプリンター関連株が高い。1日、産官学で高性能プリンターを開発・販売する研究組合「次世代3D積層造形技術総合開発機構」が発足したことが買い材料。東北大、近畿大、産業技術総合研究所に加え、民間企業からはパナソニック <6752> や三菱重 <7011> 、IHI <7013> など27社が参加し、チタンなど粉末金属を原料とするプリンターを開発する。15年度までに試作品を完成させ、19年度末までに本格販売に着手する。市場拡大が見込まれる一方、欧米企業に水をあけられていた3Dプリンターで、日本勢が産官学を挙げて巻き返しに動くとあって、関連株にメリット享受を期待する買いが向かった。このほか、群栄化 <4229> 、渋谷工 <6340> なども上昇。

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