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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2014年3月28日

 今週の日経平均終値は14696円03銭、前週末比471円80銭高でした。

 日経平均は3週ぶりの反発となり、週足52週移動平均線(1万4451円)上にわずか1週間で回復してまいりました。とりあえずトレンドはキープです。ただ、今週の反発には目立った買い材料が見当たらず、買い戻しが主であったように見受けられます。新規資金流入による買いであれば上昇に持続性が出てくるのですが、現時点でそれはまだ不明です。以前にも触れたように、チャート面から日経平均は1万5000円を超えてくると強気(上昇)トレンドに移行する形となります。今月上旬に一時的にそこを捉えたことがありましたが、中国、ウクライナ問題により振り出しへ戻されての今となっていますが、両問題をある程度消化できれば、再び1万5000円台に乗せてくるものと思われます。もっとも、両問題とも完全決着という形はなかなか望めず、時をかけて慣れていくしかない面があるでしょう。これはマーケット的には日柄調整を意味します。来週は新年度入りで多少は上値を取って行けるかもしれませんが、新年度資金が少なければやはりレンジ内の動きとなるでしょう。今月の安値1万4200~300円を下限に、上限は1万4800円程度のレンジです。来週末の米雇用統計を経てから次のトレンドが出て来ることになりそうです。(ストック・データバンク 編集部)

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