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【経済】ロシア:クリミア半島でカジノ場建設へ=政府筋


ロシアの政府高官によると、ロシアに編入されたウクライナ南部クリミア自治共和国の持続可能な財政システムを維持するため、ロシア政府がクリミアでカジノ場の建設を計画しているという。

同高官は、今月21日に開催された政府会合で建設計画が議論されたと説明。ドミトリー・コザク副首相もこの会合に参加したという。カジノ場の採算や建設地などを含めた詳細は4月15日までに公表される見通しだ。

ロシア政府は年内、クリミア政府に対して計28億米ドル(約2856億円)の緊急支援を約束した。また、クリミアの経済を支えるには年1000億-1300億ルーブル(約2870億-3731億円)が必要。年金や給与水準をロシアと同水準に引き上げる場合、年間少なくとも2600億ルーブルの予算が必要と試算されている。

なお、今年のクリミアの財政赤字は550億ルーブルになると予測されている。ロシア政府はクリミアの自立を支援する目的でカジノ構想を打ち出したとみられている。カジノ場はロシア政府が計画している自由貿易区の中で整備される見通しだ。

《ZN》

 提供:フィスコ

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