【市況】トヨタの自社株インパクトとソフトバンクの25日線割れ/日経225・本日の想定レンジ
[本日の想定レンジ]
26日のNY市場は下落。2月の耐久財受注が予想を上回ったことが好感されて始まった。しかし、人気オンラインゲーム「キャンディ・クラッシュ」を開発するキング・デジタル・エンターテイメント(KING)が、新規株式公開(IPO)で公開価格を下回る初値を付けたことが、心理的に嫌気されたようだ。ダウ平均は98.89ドル安の16268.99、ナスダックは60.69ポイント安の4173.58。シカゴ日経225先物清算値は大証比95円安の14295円。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップ・ダウンとなるが、うち配当落ち分は概算で102.42円となる。ボリンジャーバンドの-1σを割り込んでくるほか、一目均衡表の転換線が上値抵抗として意識されてしまうが、下落幅を102.42円以内で推移することができれば、次第に押し目買い意欲が強まる可能性はありそうだ。
円相場は1ドル101円台に突入する一方で、トヨタ<7203>の自社株発表のインパクトに期待。ただし、ソフトバンク<9984>が25日線を割り込んでくると、仕掛け的な流れにつながりやすいだろう。ボリンジャーバンドの-1σと-2σでの推移から、14150-14400円のレンジを想定。
[予想レンジ]
上限 14400円-下限 14150円
《TM》
提供:フィスコ