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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):アークランド、ユアテック、キリンHD、カイオム

■アークランドサカモト <9842> 1,822円  +140 (+8.3%)   本日終値  東証1部 上昇率3位
 25日、アークランド <9842> が決算を発表。14年2月期の連結経常利益は前々期比6%増の94.7億円になり、15年2月期も前期比5.6%増の100億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。前期は新潟や長野に出店したホームセンターの新店売り上げが寄与したほか、とんかつ店など外食事業も好調だった。今期も新潟や大阪でホームセンターの新規出店や、外食事業では、「かつや」を直営・FC合わせて50店の新規出店を計画している。

■ユアテック <1934> 381円  +13 (+3.5%)   本日終値
 25日、ユアテック <1934> が14年3月期の連結最終損益を従来予想の23億円の赤字→26億円の黒字(前期は36.6億円の赤字)に上方修正。赤字予想から一転して4期ぶりに黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料。工事の採算改善に加え、繰延税金資産の計上に伴いマイナスの法人税等調整額42億円が発生することが上振れの背景。

■キリンホールディングス <2503> 1,362円  +35 (+2.6%)   本日終値
 キリンHD <2503> が反発。日経新聞が26日付で「キリンホールディングスは2015年12月期の年間配当を、今期予想より2円以上多い40円以上とする方針だ。三宅占二社長が日本経済新聞の取材で明らかにした」と報じたことが買い材料視された。報道によると「前期から大型M&A(合併・買収)より、既存事業の強化で収益を拡大する方針に転換。資金面で余裕ができたため、株主配分を拡充する」という。記事中では追加の自社株買いも検討してるとしており、株主還元の重視を好感した買いが向かった。

■カイオム <4583> 5,880円  -1,500 (-20.3%) ストップ安    本日終値
 25日、東証と日証金がカイオム <4583> [東証M]について26日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■リアルコム <3856> 519円  +80 (+18.2%) ストップ高    本日終値
 25日、リアルコム <3856> [東証M]の子会社WBBによる分譲ソーラー発電所の計画策定を発表したことが買い材料視された。千葉県印西市に1区画当り49.5kWの分譲ソーラー発電所を20区画計画、1区画あたり1800万円で分譲する。着工は4月末を予定しており、業績への寄与を期待した買いが向かった。

■日本通信 <9424> 21,150円  +2,520 (+13.5%)   本日終値
 25日、日本通信 <9424> [JQ]が、新規顧客数の急増に対応するため、受注・出荷・回線開通などのオペレーション業務を担当する子会社を設立すると発表したことが買い材料。同社は13年11月に「Time to Harvest(収穫戦略)」を宣言し、スマホ電話SIMフリーDataを始めとした新サービスを矢継ぎ早に投入。この結果、SIM出荷数や回線開通数が半年前に比べて4倍に急成長した。新会社の設立により今後、等比級数的な成長が見込まれるMVNO市場への対応を図る。また、この新会社ではスロットベース(2時間が1スロット)の正社員雇用制度を導入。家庭に眠る人材を引き出すことで、急増する需要に質的および量的に対応できる体制を整える。

■世紀東急工業 <1898> 120円  +9 (+8.1%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 25日、世紀東急 <1898> が31日付で優先株150万株を消却すると発表したことが買い材料視された。今回の消却で05年に発行した優先株すべての消却が終了することとなり、同社が抱えてきた財務上の「負の遺産」がほぼ一掃されることを好感した買いが向かった。

■日本製罐 <5905> 96円  +7 (+7.9%)   本日終値
 25日、日カン <5905> [東証2]が発行済み株式数(自社株を除く)の1.00%にあたる11万6000株(金額で1750万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は4月1日から15年3月31日まで。

■アクロディア <3823> 334円  +22 (+7.1%)   本日終値
 25日、アクロディア <3823> [東証M]が、ECフルフィルメントサービスを手掛ける持分法適用関連会社AMSの株式を一部譲渡すると発表したことが買い材料。ジェイ・エス・ピー・エフ3号投資事業有限責任組合にAMS株6607株を売却し、14年8月期第3四半期(3-5月)に約4000万円の特別利益を計上する。同社の保有比率は33.4%→20.0%に低下する。グループの経営資源をスマートフォン向けソーシャルゲームやプラットフォームサービスを提供するソリューション事業に集中させ、成長加速を狙う。同時に、美少女育成ソーシャル野球ゲーム「野球しようよ♪ガールズスタシジアム」の配信を開始したと発表したことも好感された。

■日本コンベヤ <6375> 138円  +7 (+5.3%)   本日終値
 25日、コンベヤ <6375> が14年3月期の連結最終損益を従来予想の2億円の黒字→6億円の黒字(前期は7100万円の赤字)に3.0倍上方修正したことが買い材料。最終利益としては1983年9月期以来、31期ぶりの利益水準となる。土砂運搬用コンベヤ設備のコスト低減に加え、有価証券売却益や為替差益の増加が寄与する。貸倒引当金戻入益の発生も最終利益を押し上げる。

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