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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):Vコマース、ホトニクス、イエロハット、日無線

■バリューコマース <2491> 937円  +93 (+11.0%)   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が24日付でVコマース <2491> の投資判断を新規に「アウトパフォーム(強気)」とし、目標株価を1280円に設定したことが買い材料視された。リポートでは評価ポイントとして、(1)中期的に安定成長を期待できるアフィリエイト広告における最大手の1社、(2)アフィリエイトサービス売上高の成長率が14年12月期以降も、高水準で安定して推移すると予想、(3)14年12月期以降、ネット広告に知見の深い香川新社長の下で、コンサルティングサービスへの注力などによる業績拡大が期待できる――の3点を挙げている。同証券では、14年12月期の連結営業利益は前期比39.3%増の18.6億円と会社計画(16.5億円)を上振れ、15年12月期は26.0億円、16年12月期は36.3億円に拡大すると予想。

■浜松ホトニクス <6965> 4,375円  +185 (+4.4%)   本日終値
 24日、ホトニクス <6965> が14年9月期上期の単独経常利益を従来予想の68億円→93億円に36.8%上方修正。従来の11.7%減益予想から一転して20.7%増益見通しとなったことが買い材料。国内を中心に電子管や光半導体が医用、産業用分野で受注が好調に推移し、計画を上回ることが寄与する。

■イエローハット <9882> 1,922円  +45 (+2.4%)   本日終値
 24日、イエロハット <9882> が14年3月期の期末配当を従来計画の18円→22円(前期は18円)に増額修正したことが買い材料。年間配当は40円(前期は32円)となる。配当権利付き最終日を翌日に控え、配当取り狙いの買いが向かった。

■日本無線 <6751> 376円  +8 (+2.2%)   本日終値
 24日、日無線 <6751> が14年3月期の連結最終損益を従来予想の20億円の赤字→4億円の黒字(前期は92.4億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料。ソリューション・特機事業が好調に推移したほか、特別損失の計上が当初の見込みを下回ることが寄与する

■オービック <4684> 3,070円  +45 (+1.5%)   本日終値
 オービック <4684> が大幅高。日経新聞が25日付で「オービックの2014年3月期の連結経常利益は前期比12%増の240億円強となりそうだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「従来予想の229億円を上回り、過去最高益を2期連続で更新する。会計・財務や営業などを包括的に管理する統合基幹業務システム(ERP)が大企業向けに好調に推移した」という。景況感の改善を受け、企業のIT投資意欲が回復したことが主因としており、好調な業績報道に好感した買いが向かった。

■フェヴリナ <3726> 157円  +23 (+17.2%)   本日終値
 24日、フェヴリナ <3726> [東証M]が化粧品通販事業を手掛けるサイエンスボーテ(非上場)を株式交換により完全子会社化すると発表したことが買い材料。コールセンターなどによる既存顧客の確保に強みを持つ一方、新規顧客の獲得を課題とする同社と、ラジオ放送による新規顧客の獲得を得意としながらも、リピーターの確保を課題とするサイエンスボーテが経営統合することで、互いの強みを活かした高い事業シナジーが見込めると判断した。同時に、経営統合を記念し、記念株主優待を実施すると発表したことも買いに拍車を掛けた。4月14日現在で100株以上を保有する株主を対象に、主力商品の「炭酸ジェルパック」(旧バージョン)を一律1箱贈呈する。

■ACKグループ <2498> 707円  +100 (+16.5%) ストップ高    本日終値
 24日、ACKG <2498> [JQ] が14年9月期上期(13年10月-14年3月)の連結経常損益を従来予想の6億円の赤字→4.2億円の黒字(前年同期は5.2億円の赤字)に上方修正。従来の赤字拡大予想から一転して黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料。下期に完了を見込んでいた案件の一部が上期に完了し、売上が計画を22.9%も上回ることが寄与。円安による為替差益の増加も利益を押し上げる。

■ダブル・スコープ <6619> 650円  +72 (+12.5%) 一時ストップ高    本日終値
 24日、WSCOPE <6619> [東証M]が、日系大手リチウムイオン二次電池メーカーの中国工場に向けて、リチウムイオン電池向け絶縁膜「セパレーター」の出荷を開始したと発表したことが買い材料。同時に、グローバルに展開する上位リチウムイオン二次電池メーカーから新たに承認を受け、受注を獲得したと明らかにしたことも好感された。また、一部報道が25日付で、韓国での新工場建設を報道。15年上半期に新生産ラインを稼働させ、「セパレータ」の生産能力を4割引き上げると伝えたことも、業績拡大期待を誘った。

■日本通信 <9424> 18,630円  +1,730 (+10.2%) 一時ストップ高    本日終値
 24日、日本通信 <9424> [JQ] が14年3月期の連結最終利益を従来予想の5.4億円→7.7億円(前期は2.8億円)に42.6%上方修正したことが買い材料。MVNO(仮想移動体サービス事業者)が日本市場に浸透し始め、昨年11月以降に投入した新サービス「スマホ電話SIMフリーData」などが好調に推移していることが利益を押し上げる。

■ULSグループ <3798> 942円  +75 (+8.7%)   本日終値
 24日、ULSグルプ <3798> [JQ] が14年3月期の連結経常利益を従来予想の4.4億円→5.5億円(前期は5.1億円)に25%上方修正し、一転して6.4%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。公共、製造、金融、サービス業を中心とする既存顧客企業からの受注拡大、不動産業などを中心とする新規顧客からの受注も加わり、大幅増収となったことやプロジェクト管理や効率的なグループ事業運営の徹底が利益を押し上げる。

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