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【経済】米国による石油備蓄の放出、ロシア制裁の最強武器=ソロス氏


米著名投資家ジョージ・ソロス氏はこのほど、ウクライナ南部クリミア自治共和国のロシア編入をめぐる欧米制裁について、米国が最強武器を持っていると指摘した。米国が石油備蓄の大量放出を通じて国際原油相場を押し下げるという手段があるとの見方を示した。ロシアが財政黒字を維持するには、原油価格1バレル=100米ドル(約1万230円)以上が必要だと分析した。

一方、ソロス氏は、ロシアへの制裁よりもウクライナに対する経済支援を勧めた。制裁の追加がロシアの報復を招く恐れがあるためだと説明。欧州連合(EU)がこれを機に、ウクライナを支援し、現代版マーシャル・プラン(欧州復興計画)をウクライナで拡げれば良いと提言した。

《ZN》

 提供:フィスコ

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