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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「陰転、二段下げへの警戒続く」


◆2月5日安値から戻り歩調を続けた日経平均株価だが、3月7日高値1万5312円で頭打ち、そして17日に1万4203円へ急落した。チャートを見れば75日線や雲、13週線が上値の壁となり、そしてチャネル下限や200日線など下値のポイントを割り込んだ。チャネル下限を割り込んだことは「アヤ戻り一巡」と「陰転」を示唆し、同時に1月の「一段下げ」に続く「二段下げ」を示唆する。

◆「彼岸底」「3月期末」「新年度」と、この時期は株高期待を抱きやすいところだが、陰転を示唆したチャートが再び上向くには日足の75日線や雲、週足では間もなくデッドクロスする13週線、26週線などを突破しなければならない。

◆一方、週足で下値を支えてきた52週線に再び抵触、下値の正念場を迎えている。52週線に続き2月5日安値1万3995円を割り込むと「陰転」が確定、「二段下げ」が始まる。日足一目の陰転、ボリンジャーバンドの形状など流れは芳しくなく、様子見姿勢を継続したい。

(3月19日 記)

「チャートブック週足集」No.1966より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

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