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【市況】25日線や基準線、転換線レベルを意識させるか/日経225・本日の想定レンジ


[本日の想定レンジ]
 19日のNY市場は下落。連邦公開市場委員会(FOMC)では、100億ドルの量的緩和縮小が発表されたほか、事実上のゼロ金利解除には幅広い要素を考慮することを表明し、目安とされた失業率6.5%の目標を撤廃。イエレンFRB議長は会見で、量的緩和終了後から利上げまでに要する「かなりの」期間について「概ね6ヶ月程度」との認識を示したことで利上げ前倒しが警戒される格好に。ダウ平均は114.02ドル安の16222.17、ナスダックは25.71ポイント安の4307.60。シカゴ日経225先物清算値は大証比80円高の14500円。

 為替市場ではドルが急伸する格好から、円相場は1ドル102円台前半まで円安に振れている。円安を受けた外需関連の上昇から日経平均は続伸で始まりそうだ。
 一方、ウクライナ情勢への不透明感がくすぶるほか、3連休に入ることで積極的な参加者は限られそうだ。また、昨日の日経平均は始値と終値との差が30円程度だったが、日中値幅は360円程度と先物主導で荒い値動きをみせていた。参加者が限られることで、より先物に左右させられやすい。
 ボリンジャーバンドの-1σが支持線として意識されやすく、中心値(25日)とのレンジ内。ただし、25日線レベルには、基準線、転換線などが集中しており、相当抵抗として意識される可能性がありそうだ。14450-14750円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 14750円-下限 14450円

《TM》

 提供:フィスコ

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