【経済】(中国)興潤置業:不動産デフォルトの第1号に、負債額は578億円
浙江省寧波市のデベロッパー最大手、興潤置業がデフォルト(債務不履行)に陥ったもようだ。国内第1号となる太陽パネル大手、上海超日太陽能科技の社債利払い不履行に続き、不動産業界では第1号のデフォルトになる。
中国メディアによると、関連会社を含めて興潤置業の負債額は計35億元(約578億円)以上となり、総資産の約30億元を上回っているという。うち24億元は銀行融資となっており、貸し出した銀行は15行に上った。興潤置業のデフォルトについて、経営戦略の失敗や高金利ローンなどに手を出したことが主因だと分析された。なお、不動産引き締めの強化に伴い、正規銀行からの資金調達が困難になっているため、一部のデベロッパーはシャドーバンキング(影の銀行)などからの融資を受けている。
《ZN》
提供:フィスコ