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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):カイオム、ソフトバンク、キユーピー、オークワ

■カイオム <4583> 5,310円  +660 (+14.2%) 一時ストップ高    本日終値
 14日、カイオム <4583> [東証M]が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■ソフトバンク <9984> 8,110円  +381 (+4.9%)   本日終値  東証1部 上昇率3位
 ソフトバンク <9984> が大幅反発。16日、中国の電子商取引最大手、アリババ集団が米国で新規株式公開(IPO)の準備を始めると発表したことで、筆頭株主である同社の含み益が拡大するとの期待から買いが向かった。アリババの時価総額は少なくとも10兆円規模とされており、約37%保有する同社の含み益は3兆円を超えるとみられ、それを活用した事業拡大への期待が先行した。

■キユーピー <2809> 1,468円  +35 (+2.4%)   本日終値
 SMBC日興証券が14日付でキユーピー <2809> の投資判断を「2(中立)→1(強気)」に引き上げ、目標株価を1680円→1880円に増額したことが買い材料視された。同証券によると今年に入り食用油の国内市況が下落へ転じた。鶏卵市況は高止まりしているが、高い鶏卵価格を背景に、今後は国内の産卵用の雛餌付羽数が増加し始めると予想。鶏卵相場高も一巡し、原料価格が低下すれば、営業利益が上振れる可能性があると指摘している。また、カット野菜の業績予想を増額と、中長期では海外事業の展開加速に注目している。同証券では、14年11月期の連結営業利益は前期比9.4%増の245億円(会社計画も同じ)、15年11月期は263億円、16年11月期は278億円に拡大すると予想している。

■オークワ <8217> 790円  -43 (-5.2%)   本日終値
 14日に業績修正を発表。「前期最終を一転赤字に下方修正」が嫌気された。
 オークワ <8217> が3月14日大引け後(15:00)に業績修正を発表。14年2月期の連結最終損益を従来予想の5.6億円の黒字→4億円の赤字(前の期は14.9億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
  ⇒⇒オークワの詳しい業績推移表を見る

■ダイエー <8263> 309円  -11 (-3.4%)   本日終値
 14日、ダイエー <8263> がこれまで非開示だった業績見通しを発表。14年2月期の連結最終損益は250億円の赤字(前々期は36.9億円の赤字)に赤字幅が拡大する見通しを示したことが嫌気された。赤字の店舗など保有する固定資産の減損処理を行うことに伴い、特別損失が発生する。13年2月期の最終損益と比べて赤字が大幅に拡大することを受け、市場では売りが先行した。

■NEC <6701> 299円  -10 (-3.2%)   本日終値
 NEC <6701> が大幅続落。日経新聞が15日付で「NECは上場子会社のNECフィールディングの完全子会社化に、現金や保有株式などの合計で約500億円を投じる見通しだ」と報じたことが嫌気された。報道によると「現在実施しているTOB(株式公開買い付け)に283億円を支出。NECフィル株を年金資産に拠出しているが、完全子会社化で非上場化した後は別の上場株式を手当てしなければならず、200億円強の株式が必要になる」とのこと。3年で200億円の営業増益効果があるとみられているが、本日は大規模な投資を警戒した売りが優勢となった。

■アイレックス <6944> 98円  +20 (+25.6%) 一時ストップ高    本日終値
 14日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地・10-12月期も黒字浮上」が好感された。
 アイレックス <6944> [JQ] が3月14日大引け後(17:00)に決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は1億1600万円の黒字(前年同期は1600万円の赤字)に浮上し、通期計画の1億2000万円に対する進捗率は96.7%に達し、5年平均の72.4%も上回った。
  ⇒⇒アイレックスの詳しい業績推移表を見る

■タイセイ <3359> 554円  +80 (+16.9%) ストップ高    本日終値
 14日、タイセイ <3359> [東証M] が14年9月期第2四半期累計(13年10月-14年3月)の連結経常利益を従来予想の8900万円→1億5500万円(前年同期は1億8900万円)に74.2%上方修正し、減益率が52.9%減→18.0%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。チョコペンなど製菓用食材が伸びるうえ、値引き販売の抑制策も上振れに貢献する。修正した上期予想が通期計画(1億円)を既に55%上回っており、通期業績の上振れも期待される。同時に、株主優待制度の導入を発表。100株以上保有する株主に通販サイトの商品を1割引で販売する。併せて、16年9月期に連結経常利益4.4億円を目指す中期経営計画を発表したことも買いに拍車を掛けた。

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