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【経済】中国:債券デフォルト懸念が強まる、華鋭風電科技など予備軍続々


中国企業の債券デフォルト懸念が強まっている。今月7日には、太陽電池メーカーの上海超日太陽能科技(002506/CH)が社債の利払い不履行を表明し、中国国内で初の債券デフォルト案件となった。地元メディアでは、風力発電タービン製造を手掛ける華鋭風電科技(601558/CH)などが「次の超日債」となる可能性が報じられている。

「毎日経済新聞」(12日付)よれば、華鋭風電科技は来月22日の決算発表と同時に、社債の取引一時停止を発表する可能性がある。同社はこれより先、2013年12月期に2期連続の赤字決算となる見通しを表明済み。社債の発行規模は計28億元(約470億円)で、超日債を上回っている。

このほか、11日には天威保変電気(600550/CH)が、2年連続の赤字計上を明らかにし、株式および債券の取引を一時停止している。同社は送電設備の製造を手掛けるが、新エネルギー産業への新規参入が経営を圧迫。2013年12月期に52億元弱の最終損失を計上した。

《NT》

 提供:フィスコ

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