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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):サニックス、日電子、大日本住友、サンリオ

■サニックス <4651> 1,236円  +80 (+6.9%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 6日、サニックス <4651> が佐賀県武雄市に太陽光発電システム用パワーコンディショナの製造工場を新設すると発表したことが買い材料。投資額は8億4500万円で、8月からの操業開始を予定。同社は産業用太陽光発電システムの製造から設計、販売、施工、アフターメンテナンスまで一貫して提供する体制を整え、事業基盤を強化してきた。急増する受注に対応し、製造設備の新設で生産強化とコストダウンを図る。新工場稼働による太陽光発電システム事業の成長加速に期待する買いが向かった。

■日本電子 <6951> 404円  +22 (+5.8%)   本日終値
 日電子 <6951> が続急伸。日刊工業新聞が7日付で「経済産業省は金属粉末を積層造形する産業用3Dプリンターの国家開発プロジェクトに、産業技術総合研究所や近畿大学、東北大学、東芝、三菱重工業、日本電子など30社・団体を採択する」と報じたことが買い材料視された。報道によると、14年度から5年間、共同開発で国産機を20年にも商品化させる。従来の欧米製より製品精度で5倍、造形速度で10倍と性能を高め、価格は5000万円以内を目指すという。報道を受けて、3Dプリンター関連株としてはノーマークだった同社株に同プロジェクト参画による成長期待が高まった。3Dプリンター関連の群栄化 <4229> やアルテック <9972> 、渋谷工 <6340> なども高い。

■大日本住友製薬 <4506> 1,862円  +25 (+1.4%)   本日終値
 6日、大日本住友 <4506> が理化学研究所発ベンチャーのヘリオス(非上場)とiPS細胞を活用した医薬品開発の新会社を折半出資で設立したと発表したことが買い材料視された。新会社は「サイレジェン」で、早ければ18年にも承認が期待できる日本初のiPS細胞を用いた再生医療製品を共同で開発し、合弁会社で製造、販売する予定としている。

■サンリオ <8136> 3,890円  +50 (+1.3%)   本日終値
 サンリオ <8136> が続伸。日経新聞が7日付で「サンリオは『ハローキティ』など自社のキャラクターを他社が商品に使う時の許諾条件を緩めた」と報じたことが買い材料視された。報道によると「日本からの輸出は、海外に店や支社を持つ規模の大きな企業に限り認めてきたが、自社の拠点がない企業でも利用できるようにした」という。輸出品への利用を認める企業を50社から今後1年で100社に広げるとしており、条件緩和によるライセンス収入拡大を期待した買いが向かった。

■積水ハウス <1928> 1,336円  +2 (+0.2%)   本日終値
 6日、積水ハウス <1928> が決算を発表。14年1月期の連結経常利益は前々期比50.2%増の1377億円に拡大し、7期ぶりに過去最高益を更新して着地。続く15年1月期も前期比8.1%増の1490億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。前期は消費増税前の駆け込み需要や景気回復を背景に、戸建て住宅事業が収益を牽引した。今期は戸建て住宅事業が前期の反動で減収減益を見込むものの、賃貸住宅やリフォーム事業などの収益増で補い、全体では増収増益を確保する。業績好調に伴い、今期の年間配当は7円増の50円と3期連続で増配する方針を示した。前日終値ベースの予想PERが11.9倍→10.3倍に低下する一方、配当利回りが3.7%に上昇し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■アクロディア <3823> 454円  +80 (+21.4%) ストップ高    本日終値
 7日、アクロディア <3823> [東証M]がKDDI <9433> と協業で、米アップル社のスマートフォン「iPhone」向けにアイコンきせかえサービスの提供を始めると発表したことが買い材料。同社はKDDIと共同でAndroid端末向けにきせかえサービスを提供していたが、新たにiPhone向けにきせかえコンテンツを拡充する。スヌーピーやゴールデンボンバー、能念玲奈、ガチャピン、もちうさ、明彩花吹雪などのコンテンツを、テレビ東京コミュニケーションズなどのきせかえ5サイトが提供する。人気のスマホ「iPhone」を自分好みにカスタマイズできるサービスを開始するとあって、ユーザー拡大による業績押し上げを期待する買いが殺到した。

■UBIC <2158> 2,981円  +500 (+20.2%) ストップ高    本日終値
 6日、UBIC <2158> [東証M]が、世界に先駆けて人工知能応用技術で電子メールを監視し、法令違反や情報漏えいなどの予兆を発見するシステム「Lit i View EMAIL AUDITOR」を開発したと発表したことが買い材料。データ分析速度は熟練弁護士の約4000倍。疑いのあるメールデータの抽出精度は90%を超え、自動学習機能でさらに向上する。利用料金は従業員1人あたり年額1万円程度。企業のセキュリティやコンプライアンス対策を効率化するシステムとして需要拡大に期待する買いが殺到した。

■カルナバイオサイエンス <4572> 761円  +100 (+15.1%) ストップ高    本日終値
 4日にカルナバイオ <4572> [JQG]が、金沢大学がん進展制御研究所と慢性骨髄性白血病(CML)のがん幹細胞を標的としたキナーゼ阻害薬の開発で共同研究契約を結んだと発表したことが引き続き買い材料視された。

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