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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:コニシ、ゼリア新薬、日エンター、スターティア

■コニシ <4956> 1,844円  +58 (+3.3%)   11:30現在
 21日、コニシ <4956> が14年3月期の年間配当を従来計画の28円→30円(前期は28円)に増額修正したことが買い材料。同社では、株主への利益還元を経営の重要課題と認識しており、当期の業績や将来の事業展開、今後の経営環境の変化などを勘案して増配を実施する。

■三機工業 <1961> 586円  +11 (+1.9%)   11:30現在
 三機工 <1961> が反発。日経産業新聞が24日付で「三機工業は、工場廃熱を電気に変えるバイナリー発電システムを開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「セ氏90~100度の比較的低温の温水で代替フロンを気化させ、ガスタービンを回し発電する」という。顧客企業の廃熱環境に合わせた熱交換器やポンプを組み合わせ、システムとして納入するとしており、販売促進による業績への寄与を期待した買いが向かった。

■モリタホールディングス <6455> 847円  +8 (+1.0%)   11:30現在
 モリタHD <6455> が続伸。日経産業新聞が24日付で「消防車最大手のモリタホールディングス(HD)は介護施設の運営を始める」と報じたことが買い材料視された。報道によると「このほど名古屋市内に施設を開設し、今春にも本格的にサービスを始めるほか年内には首都圏にも展開する」という。同社では名古屋市内の介護施設の利用率を参考にしながら、首都圏や北関東で新たな施設を建設し全国展開を進めるとしており、新たな収益の柱となる介護施設運営に期待した買いが向かった。

■ゼリア新薬工業 <4559> 2,495円  -170 (-6.4%)   11:30現在  東証1部 下落率トップ
 21日、ゼリア新薬 <4559> が公募による自己株式666万株と、オーバーアロットメントよる売り出しに伴う上限99万株を行うと発表したことから、株式需給悪化を懸念する売りが先行した。売り出し株数は最大で765万株となり発行済み株式総数の約14.4%に相当する。売り出し価格は、3月3日から6日までのいずれかの日に決定される。株式売り出しによる調達資金合計の上限約186億8400万円については、主力の関節痛・腰痛治療薬「コンドロイチン」や滋養強壮剤「ヘパリーゼ」などの増産に向けた投資に使う。

■日本エンタープライズ <4829> 296円  +47 (+18.9%)   11:30現在
 21日、東証が日エンター <4829> [東証2]を28日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■スターティア <3393> 1,856円  +156 (+9.2%)   11:30現在
 21日、東証がスターティア <3393> [東証M]を28日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■ソリトンシステムズ <3040> 780円  +48 (+6.6%)   11:30現在
 21日、ソリトン <3040> [JQ]が、日米でデジタルフォレンジック(不正アクセスや機密情報漏洩などの不正行為について、コンピューターや記録媒体の中に残された法的証拠を明らかにするデジタル鑑識)を展開するJi2と業務提携すると発表したことが買い材料。両社は特定の企業や組織、公的機関を狙う「標的型攻撃」対策に焦点をあて、サイバーセキュリティ分野の新製品やサービスを戦略ソリューションとして共同開発し、販売する。サイバー攻撃の脅威が高まる中、セキュリティ分野における展開加速など提携がもたらす相乗効果に期待する買いが向かった。

■内田洋行 <8057> 290円  +16 (+5.8%)   11:30現在  東証1部 上昇率9位
 21日、内田洋 <8057> が14年7月期上期(13年8月-14年1月)の連結経常損益を従来予想の3億円の赤字→3.4億円の黒字(前年同期は7.2億円の赤字)に上方修正。8年ぶりに上期に黒字を確保する見通しとなったことが買い材料。補正予算の執行や教育ICT分野の大型案件獲得で、公共関連事業の収益が拡大した。「Windows XP」のサポート終了を背景に情報関連事業の収益も改善した。上期上振れに伴い、通期の経常利益も17億円→19億円と54.6%増益に11.8%上方修正した。

■パンチ工業 <6165> 1,120円  +51 (+4.8%)   11:30現在
 21日、東証がパンチ <6165> [東証2]を3月14日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。併せて、東証1部への指定替えを記念し、14年3月期末に5円の記念配当を実施すると発表。年間配当を従来計画の15円→20円(前期は20円)に増額修正したことも買いに拍車を掛けた。同時に、160万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う最大24万株の第三者割当増資を実施すると発表したが、特に売り材料視はされなかった。新株発行は最大で184万株と発行済み株式数の約25.7%におよぶ規模となる。発行価格は3月3日から6日までのいずれかの日に決定。最大で約17億6000万円の調達資金は、5億8500万円を本社や国内工場のシステム投資などに充てるほか、中国子会社の研究開発・設備投資や短期借入金の返済に充てる。

■トーカロ <3433> 1,715円  +77 (+4.7%)   11:30現在
 21日、トーカロ <3433> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の28億円→35億円に25.0%上方修正。従来の8.4%減益予想から一転して14.5%増益見通しとなったことが買い材料。半導体・液晶分野向け溶射加工が想定より伸び、売上が計画を上回ることが寄与。海外子会社の業績好調も利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を45円→50円(前期は40円)に増額修正したことも買いに拍車を掛けた。

■ウェルネット <2428> 1,782円  +56 (+3.2%)   11:30現在
 21日、東証がウェルネット <2428> [JQ]を28日付で市場2部に変更すると発表したことが買い材料。知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■翻訳センター <2483> 4,325円  -45 (-1.0%)   11:30現在
 21日、翻訳センター <2483> [JQ]がウィザス <9696> [JQ]との資本・業務提携を解消すると発表したことが売り材料。外国語教育事業と外国語関連ビジネスに関する業務提携を解消するほか、同社株を35万6000株(持ち株比率21.13%)を保有する筆頭株主であるウィザスは、株式売り出しにより同社株を売却し、資本提携を解消する。売り出し株数は最大35万6000株で発行済み株式総数の約21.1%に相当。売り出し価格は3月3日から5日までの期間に決定される。発表を受けて、提携解消によるビジネスへの影響が懸念されたうえ、株式需給の悪化を警戒する売りが先行した。

■キタック <4707> 264円  -28 (-9.6%)   11:30現在
 21日に決算を発表。「11-1月期(1Q)経常は赤字拡大で着地」が嫌気された。
 キタック <4707> [JQ] が2月21日大引け後(15:00)に決算を発表。14年10月期第1四半期(13年11月-14年1月)の経常損益(非連結)は7100万円の赤字(前年同期は6500万円の赤字)に赤字幅が拡大した。
  ⇒⇒キタックの詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 SEMITEC <6626> 2,663円  +500 (+23.1%) ストップ高    11:30現在
 システクアイ <2345> 982円  +150 (+18.0%) ストップ高    11:30現在
 リバーエレテック <6666> 718円  +100 (+16.2%) ストップ高    11:30現在
 ETFSパラ <1675> 8,800円  0 (0.0%) ストップ高    11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 AGCap <6993> 219円  -80 (-26.8%) ストップ安売り気配    11:30現在
 など、1銘柄

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