市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ジャスト、クルーズ、イオンFS、コナミ

■ジャストシステム <4686> 824円  +113 (+15.9%) 一時ストップ高    本日終値
 20日、東証がジャスト <4686> [JQ]を27日付で東証1部に市場変更すると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■クルーズ <2138> 5,510円  +700 (+14.6%) ストップ高    本日終値
 スマートフォン・タブレット向けレーシングバトルゲーム「ACR DRIFT」をiOS端末向けに世界配信する。また、世界を対象とした街作りシミュレーションゲームの開発を進めていることも公表。世界のユーザー獲得を目指す。同時に、UBS系の金融機関を引受先に第三者割当増資を実施すると発表。150億円を調達、M&Aなどの資金に充当する

■イオンFS <8570> 2,537円  +195 (+8.3%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 20日、イオンFS <8570> が発行済み株式数(自社株を除く)の5.87%にあたる1200万株(金額で250億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は21日から15年2月20日まで。

■コナミ <9766> 2,584円  +119 (+4.8%)   本日終値
 コナミ <9766> が大幅反発。2013年12月4日以来の2600円台回複場面もあった。今期業績悪化は株価に織り込み、来期の業績急回復を期待した買いが膨らんでいる。同社株価は2月6日には2181円と昨年10月以来の安値水準まで叩かれた。同日、14年3月期連結経常利益予想を従来の260億円から47.5%減の115億円と大幅に引き下げると発表したことが失望売りを誘ったもの。同社では、交流サイト(SNS)向けゲームでガラケー(従来型携帯電話)からスマホ(スマートフォン)への転換が想定以上に早かったため、昨夏に主力タイトルをスマホに移行する体制を本格化したものの今期中に投入できない見通しとなったことが減額修正の主因。今春にはスマホ向けに「ドラゴンダイス」などの配信予定にあり、来15年3月期業績急回復を図るという。(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク

■住友大阪セメント <5232> 394円  +5 (+1.3%)   本日終値
 20日、住友大阪 <5232> が発行済み株式数の2.34%にあたる1000万株の自社株を消却すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は28日。

■新報国製鉄 <5542> 448円  +80 (+21.7%) ストップ高    本日終値
 19日、報国鉄 <5542> [JQ] が決算を発表。13年12月期の連結経常利益は前々期比18.2%増の1億6900万円に伸び、従来予想の1億4500万円を上回って着地。続く14年12月期も前期比83.4%増の3億1000万円に拡大する見通しとなったことが引き続き買い材料視された。今期は液晶露光装置用鋳鋼の受注回復や鉄鋼用工具の伸長などで14.4%の大幅増収を見込む。前期に続き生産性の向上やコスト削減に取り組むことも利益を押し上げる。

■オークファン <3674> 2,439円  +384 (+18.7%) 一時ストップ高    本日終値
 20日、オークファン <3674> [東証M]がリアルワールド(非上場)との間で、ビッグデータクレンジングに向けた業務・資本提携を発表したことが買い材料視された。資本提携では、同社がリアルワールドの既存株主から株式譲渡の形態でリアルワールド株式1%を取得する。業務提携では、同社の有するビッグデータをデータクレンジングツールで一次処理された取引データについて、リアルワールドのクラウドソーシングを通した人的リソースにより目視検査を行い、ビッグデータクレンジングの完成度を向上させるという。また、この協業で蓄積されるノウハウを第三者のビッグデータに展開するサービスにも取り組んでいく。

■ミロク情報サービス <9928> 413円  +26 (+6.7%)   本日終値
 20日、ミロク情報 <9928> が14年3月期の期末一括配当を12円→15円(前期は12円)に増額修正したことが買い材料。今期の連結経常利益は3期連続で過去最高益を更新する見通しと業績好調なことから、配当の増額に踏み切る。期末を間近に控え、配当利回りが3.88%に上昇したことで、配当取り狙いの買いが向かった。同時に、単元株式数を500株→100株に変更すると発表。株式の流動性向上と投資家層の拡大を期待する買いも呼び込んだ。

■クイック <4318> 650円  +38 (+6.2%)   本日終値
 20日、東証がクイック <4318> [JQ]を27日付で東証2部に市場変更すると発表したことが買い材料。知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。併せて、14年3月期末に記念配当2円の実施(年間配当は11円に。前期は8円)するほか、記念の株主優待を実施すると発表したことも買いに拍車を掛けた。記念優待は3月末に100株以上を保有する株主を対象に、一律クオカード500円分を贈呈する。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均