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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):レーサム、グリー、フルキャスト、高橋ウォール

■レーサム <8890> 119,000円  -12,200 (-9.3%)   本日終値
 14日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は74%減益」が嫌気された。
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■グリー <3632> 1,060円  -27 (-2.5%)   本日終値
 14日、グリー <3632> が決算を発表。14年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常利益は前年同期比34.2%減の207億円に落ち込んだことが嫌気された。従来型の携帯電話(フューチャーフォン)向けのソーシャルゲーム(交流ゲーム)で課金収入が減ったことが要因。希望退職の実施で人件費の削減を進めたが、減収をカバーできなかった。スマートフォン向けの大型タイトルが収益に貢献するのはまだ先になる見通しで、本日は足元の業績悪化を懸念した売りが優勢となった。

■フルキャスト <4848> 307円  +80 (+35.2%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 14日、フルキャスト <4848> が決算を発表。13年12月期の連結営業利益は3.3億円になったことに加え、従来は無配としていた期末一括配当を14円実施し、6期ぶりに復配することが買い材料視された。短期業務支援事業の売上が計画通りに進まなかったものの、システム化による業務効率の向上と求人費の抑制効果によって黒字幅が拡大した。また、14年12月期は前期比2.3倍の7.7億円に回復する見通しを示したことも買いに拍車をかけた。

■高橋ウォール <1994> 342円  +80 (+30.5%) ストップ高    本日終値
 14日に決算を発表。「今期経常は4.0倍増益、5期ぶり10円で復配へ」が好感された。
 高橋ウォール <1994> [JQ] が2月14日大引け後(16:00)に決算を発表。13年12月期の連結経常損益は1億6400万円の黒字(前の期は3億5300万円の赤字)に浮上し、14年12月期の同利益は前期比4.0倍の6億5500万円に急拡大する見通しとなった。
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■ヤマト・インダストリー <7886> 112円  +18 (+19.2%) 一時ストップ高    本日終値
 14日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は36%減益・通期計画を超過」が好感された。
 ヤマト・イン <7886> [JQ] が2月14日大引け後(15:30)に決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比36.2%減の1億3200万円に落ち込んだが、通期計画の8500万円に対する進捗率が155.3%とすでに上回り、さらに3年平均の112.0%も超えた。
  ⇒⇒ヤマト・インダストリーの詳しい業績推移表を見る

■アバールデータ <6918> 953円  +150 (+18.7%) ストップ高    本日終値
 14日、アバール <6918> [JQ] が決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比3.9倍の3億2200万円に急拡大したことが買い材料。大手半導体メーカーの設備投資再開を背景に、半導体製造装置関連の売上が68.8%増と大きく伸び、産業用制御機器や計測機器の減収を補った。

■IBJ <6071> 3,390円  +503 (+17.4%) ストップ高    本日終値
 14日に決算を発表。「今期経常は15%増で4期連続最高益更新へ」が好感された。
 IBJ <6071> [JQ] が2月14日大引け後(15:15)に決算を発表。13年12月期の経常利益(非連結)は前の期連結比31.0%増の4.4億円に拡大し、14年12月期も前期比15.2%増の5.1億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収、4期連続増益になる。
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 14日に発表した「1→3の株式分割を実施」も買い材料。
 3月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。

■フィスコ <3807> 1,018円  +150 (+17.3%) ストップ高    本日終値
 14日に決算を発表。「今期経常は2.2倍増で3期連続最高益、2円減配へ」が好感された。
 フィスコ <3807> [JQG] が2月14日大引け後(20:50)に決算を発表。13年12月期の連結経常利益は前の期比2.7倍の5.8億円に伸び、14年12月期も前期比2.2倍の13億円に急拡大を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収、増益になる。
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■JUKI <6440> 222円  +29 (+15.0%)   本日終値  東証1部 上昇率3位
 14日、JUKI <6440> が決算を発表。13年12月期の連結経常損益は38.7億円の黒字(前々期は29.9億円の赤字)に浮上し、従来予想の30億円の黒字を29.3%上回って着地。続く14年12月期の同利益が前期比28.9%増の50億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。前期上振れは、アジアでのミシン販売の好調や円安による採算改善が主因。今期は前期に実施した希望退職や原価低減など構造改革が通期でフル寄与する。産業装置事業でソニー <6758> との実装機器の事業統合も効果が表れる。業績回復に伴い、今期の年間配当は2円で、3期ぶりに復配する方針を示した。前日終値ベースの予想PERが25.0倍→6.7倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

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