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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):荏原、西尾レント、ナカニシ、日セラ

■荏原 <6361> 695円  +40 (+6.1%)   本日終値
 7日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は43%増益、今期配当を2.5円増額修正」が好感された。
 荏原 <6361> が2月7日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比32.5%増の93.9億円に拡大した。同時に、今期の年間配当を従来計画の5円→7.5円(前期は5円)に大幅増額修正した。
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■西尾レントオール <9699> 2,863円  +164 (+6.1%)   本日終値
 7日に決算を発表。「10-12月期(1Q)経常は50%増益で着地」が好感された。
 西尾レント <9699> が2月7日大引け後(15:30)に決算を発表。14年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比50.5%増の47.4億円に拡大し、10-3月期(上期)計画の71億円に対する進捗率は66.8%に達し、5年平均の40.7%も上回った。
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■ナカニシ <7716> 15,890円  +840 (+5.6%)   本日終値
 7日に決算を発表。「今期経常は2%増で2期連続最高益、実質増配へ」が好感された。
 ナカニシ <7716> [JQ] が2月7日大引け後(15:00)に決算を発表。13年12月期の連結経常利益は前の期比18.3%増の83.2億円になり、14年12月期も前期比1.7%増の84.6億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収になる。
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 同時に発表した「1→5の株式分割」も買い材料。
 7日、ナカニシ <7716> [JQ]が3月31日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の5分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。
 同時に発表した「1.02%の自社株買い実施」も買い材料。
 7日、ナカニシ <7716> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の1.02%にあたる6万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は12日から12月22日まで。

■日本セラミック <6929> 1,586円  +81 (+5.4%)   本日終値
 7日に決算を発表。「前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は7%増益へ」が好感された。
 日セラ <6929> が2月7日大引け後(15:30)に決算を発表。13年12月期の連結経常利益は前の期比3.9%増の24.2億円になり、従来予想の21億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。14年12月期も前期比7.3%増の26億円に伸びる見通しとなった。
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■マブチモーター <6592> 5,860円  +220 (+3.9%)   本日終値
 7日、マブチ <6592> が13年12月期の連結経常利益を従来予想の113億円→166億円(前々期は105億円)に47.5%上方修正したことが買い材料。素材などの材料価格の低下やプロダクトミックスの改善が予想以上に進展したことに加え、円安による為替差益が予想よりも増加したことが利益を押し上げた。業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の126円→140円(前々期は100円)に増額修正したことも支援材料。

■シャープ <6753> 324円  +9 (+2.9%)   本日終値
 シャープ <6753> が続伸。日経新聞が8日付で「シャープは米家電量販最大手のベストバイと提携し、液晶テレビのブランド供与に乗り出した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「ベストバイがEMS(電子機器の受託製造サービス)で生産した50型サイズ以下のテレビを『シャープ』ブランドで販売する」という。同社は数%のロイヤルティー収入を受け取るとみられ、市場では自前主義からの脱却を進める同社にとってプラスになるとの期待が高まったようだ。また、このところの株価下落がようやく落ち着いてきたことから、押し目買いも入っているとみられる。

■井関農機 <6310> 287円  +5 (+1.8%)   本日終値
 7日、井関農 <6310> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の50億円→76億円に52.0%上方修正。従来の7.6%減益予想から一転して40.4%増益見通しとなったことが買い材料。国内の農機販売が想定より伸び、売上が計画を上回ることが寄与する。円安による収益押し上げ効果や為替差益の増加も利益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を3円→4円(前期は3円)に増額修正した。前日終値ベースの予想PERが19.1倍→11.8倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■伊藤忠エネクス <8133> 574円  +7 (+1.2%)   本日終値
 エネクス <8133> が続伸。日経新聞が10日付で「伊藤忠商事子会社で新電力(特定規模電気事業者)の伊藤忠エネクスは、2016年をめどに家庭向けの電力小売りに参入する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「約500億~600億円を投じ火力発電所2基を増設。他社からの電力調達も増やし販売電力量を3年後に約10倍の10億キロワット時に引き上げる」という。16年からの電力小売りの全面自由化に備え、家庭向け電力小売り拡大による将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。

■アルペン <3028> 1,754円  -152 (-8.0%)   本日終値  東証1部 下落率5位
 7日に決算を発表。「今期経常を21%下方修正」が嫌気された。
 アルペン <3028> が2月7日大引け後(15:30)に決算を発表。14年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常利益は前年同期比39.0%減の37.3億円に落ち込み、従来予想の52.3億円を下回って着地。
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■旭硝子 <5201> 544円  -39 (-6.7%)   本日終値  東証1部 下落率9位
 7日、旭硝子 <5201> が決算(国際会計基準=IFRS)を発表。13年12月期の連結税引き前利益は前々期比40.8%減の443億円に落ち込み、従来予想の650億円を下回って着地。続く、14年12月期も前期比9.9%減の400億円に減る見通しとなったことが売り材料。ガラス基板の価格下落による電子事業の利益減少や、生産拠点の韓国や台湾において現地通貨建てで部材を調達するため、円安で費用が膨らむことも利益を圧迫する。

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