市場ニュース

戻る
 

【経済】【中国から探る日本株】ZTEの「IGZO」採用スマホが人気、シャープの経営再建に弾みも


中国の通信機器大手、中興通訊(ZTE)の最新スマートフォン「nubia」が人気を集めている。地元メディアによると、オンライン通販サイト「京東商城」のスマホ販売ランキングにおいて、昨年12月に「nubia Z5S mini」が1位を獲得。アップルやサムスン、小米科技(シャオミー)などの人気モデルを抑え、堂々の首位に輝いた。

「nubia」はZTEが販売を開始したばかりの最新モデルで、シャープ<6753>の液晶パネル「IGZO」を採用している。シャープ以外のメーカーのIGZO採用モデルが販売されるのはこれが初めてだ。「nubia Z5S mini」は、スペックや省エネ性、デザイン性の高さとコストパフォーマンスの高い価格設定(1499元=約2万5000円)で若者を中心に人気が高いという。

2月6日現在の京東商城の週間販売ランキングでも、「nubia Z5S mini」が首位をキープしている。同モデルの好調な売れ行きは、液晶パネルを提供するシャープにとっても朗報。利幅の大きいIGZOの販売拡大が進めば、シャープの経営再建に弾みが付く見通しだ。先日は小米からのIGZO大量受注が報じられており、今後も自社以外のメーカーへの採用を進めていく方針とみられる。

《NT》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均