【市況】（中国）外資系証券がアリババの企業価値を上方修正、評価額は1年で倍増

新規株式公開（IPO）を計画している中国の電子商取引大手、アリババ・グループについて、積極的な事業買収や中国でのインターネット市場の成長がバリュエーションの上昇につながるとみられている。5日付の香港メディアによると、ゴールドマン・サックス（GS）のアナリスト、ヒース・テリー氏は最新リポートで、アリババの企業価値を1500億米ドル（約15兆円）と試算した。

テリー氏は昨年時点で、アリババの企業価値を700億米ドルと見積もっていたが、その後1050億米ドルに上方修正した。約1年でその評価額は2倍に膨らんだ計算となる。

なお、先月には米投資会社のタイガー・グローバルがアリババの株式を取得していたことが判明している。報道によれば、タイガーは約2億米ドルを投資したといい、これを基に算出したアリババの企業価値は1250億米ドルとされていた。

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　提供：フィスコ