【市況】【今日の相場見通し】本日予想レンジ　14,150円～14,350円。

　本日の東京株式市場は、買い先行から上昇しての取引開始となり、その後は上値の重い相場展開となりそうだ。

　米国市場は、連日の大幅下落で割安感が出てきた中、トルコや南アフリカの通貨が買い戻され、新興国経済に対する不安が後退したことを好感し大幅反発、その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べて（日中比）355円高（円建て）と、大きく値上がりして取引を終了していることから、東京市場の朝方も買い優勢の状況から、シカゴの清算値である14,275円にさや寄せしての取引開始が予想される。

　一巡後は、シカゴ２４時間取引システム（ＧＬＯＢＥＸ）の米株価指数先物や、アジア市場の推移、そして為替動向を注視しての展開となるが、ドルの値動きも落ち着いていることから、好決算銘柄の輸出関連株を中心に、買いも戻しの動きが強まるだろう。

　ただ、昨年5月からの調整時と違い、今回は日足・週足共にこれまで割り込まなかった下値支持線を下抜くなど、ネガティブな変化が一部見られることから、リバウンド幅については過大な期待は禁物だ。

　個別では昨日の大引け後に決算発表した中で、シャープ（6753）【今期営業利益を25％上方修正】・トヨタ（6703）【今期税引き前利益を10％上方修正・6期ぶり最高益更新】・アシックス（7936）【今期経常利益を6％上方修正・最高益予想を上乗せ】・ＯＫＩ（6703）【今期経常利益を42％上方修正】・ニチダイ（6467）【今期経常利益を一転19％増益に上方修正・6期ぶり最高益更新】・ヨロズ（7294）【今期経常利益を一転9％増益に上方修正・3期ぶり最高益更新】・リーガル（7938）【今期経常利益を一転2％増益に上方修正・最高益更新】などが注目されそうだ。

　本日予想レンジ　14,150円～14,350円。（ストック・データバンク　編集部）