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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):EIZO、きんでん、住友重、日化薬

■EIZO <6737> 2,728円  +128 (+4.9%)   本日終値
 1月31日、EIZO <6737> が決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比2.8倍の68.9億円に急拡大して着地したことが買い材料。欧州を中心とした販売好調なコンピュータ用モニター事業が収益を牽引した。円安による採算改善や為替差益の増加も利益を押し上げた。通期計画(60億円)を既に14.8%上回っているうえ、直近の10-12月期の同利益が2.3倍の31.6億円に拡大しているだけに、業績上振れを期待する買いが向かった。また、野村証券が1月31日付で投資判断は「ニュートラル(中立)」継続ながら、目標株価を2700円→2980円に増額したことも支援材料。同証券では、特定用途向けモニターの増販や円安を追い風に、業績の好調な進捗が確認されたと報告している。

■きんでん <1944> 1,057円  +49 (+4.9%)   本日終値
 1月31日、きんでん <1944> が決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比22.0%増の156億円に伸び、併せて、通期の同利益を従来予想の200億円→235億円(前期は218億円)に上方修正し、一転して7.6%増益見通しとなったことが買い材料視された。関西電 <9503> からの受注が減ったことで配電工事の完成工事高が減少したものの、携帯電話用基地局の工事やメガソーラー発電所工事が増加した。また、一般電気工事や環境関連工事の受注工事高が2ケタ増えたことも寄与する。

■住友重機械工業 <6302> 501円  +21 (+4.4%)   本日終値
 1月31日、住友重 <6302> が決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比10.8%減の188億円に減ったものの、第3四半期(10-12月期)としては経常110億円と2.4倍の増益となったことが買い材料視された。建設機械部門で国内における油圧ショベルの受注が増加したことに加え、北米市場で建設用クレーンが堅調だったことが寄与。機械コンポーネント部門では国内や東南アジアも順調に推移した。なお、今期の業績見通しは従来計画を据え置いたが、同社では第4四半期の為替レートを1ドル=100円、1ユーロ=135円と想定している。

■日本化薬 <4272> 1,408円  +36 (+2.6%)   本日終値
 1月31日、日化薬 <4272> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の220億円→270億円に22.7%上方修正し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。開発品の導入一時金の15年3月期以降へのずれ込みによる経費の減少や、円安による為替差益などが利益を押し上げる。

■タダノ <6395> 1,297円  -162 (-11.1%)   本日終値  東証1部 下落率9位
 31日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が98%増益で着地<訂正>」が嫌気された。
 タダノ <6395> が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比98.4%増の154億円に拡大し、通期計画の187億円に対する進捗率は82.5%に達し、2年平均の58.1%を上回った。
  ⇒⇒タダノの詳しい業績推移表を見る

■エス・エム・エス <2175> 1,936円  -196 (-9.2%)   本日終値
 31日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は赤字拡大」が嫌気された。
 ⇒⇒エス・エム・エスの詳しい業績推移表を見る

■H2Oリテイ <8242> 766円  -77 (-9.1%)   本日終値
 31日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常の対通期進捗は過去平均を下回る」が嫌気された。
 H2Oリテイ <8242> が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比39.8%増の120億円に拡大したが、通期計画の179億円に対する進捗率は67.1%にとどまり、5年平均の84.3%も下回った。
  ⇒⇒H2Oリテイの詳しい業績推移表を見る

■北海道電力 <9509> 984円  -97 (-9.0%)   本日終値
 北海電 <9509> が急落し1000円割れとなったのをはじめ、関西電 <9503> 、九州電 <9508> など電力株が軒並み大幅安。株式市場が新興国リスクを警戒する売りから軟調な展開となる中、14年3月期も大幅な赤字見通しとなったことを発表したことが改めて嫌気売りを誘ったようだ。1月31日に従来非開示だった14年3月期の損益見通しを発表。連結最終損益は北海電 <9509> が770億円の赤字(前期は1328億円の赤字)、関西電は980億円の赤字(同2434億円の赤字)、九州電 <9508> は1250億円の赤字(同3324億円の赤字)と揃って3期連続の大幅赤字見通しを示した。そのほか、連結最終損益を従来予想の650億円の赤字→750億円の赤字(同321億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しを示した中部電 <9502> も大幅安となった。

■そーせいグループ <4565> 3,670円  -335 (-8.4%)   本日終値
 31日に業績修正を発表。「今期経常を赤字拡大に下方修正」が嫌気された。
 そーせい <4565> [東証M] が1月31日大引け後(15:30)に業績修正を発表。14年3月期の連結経常損益を従来予想の3億円の赤字→11.8億円の赤字(前期は7.8億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒そーせいグループの詳しい業績推移表を見る

■NTN <6472> 412円  -37 (-8.2%)   本日終値
 31日に決算を発表。「今期最終を一転赤字に下方修正」が嫌気された。
 NTN <6472> が1月31日大引け後(16:00)に決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は195億円の赤字(前年同期は6.4億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
  ⇒⇒NTNの詳しい業績推移表を見る

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