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【経済】(中国)不動産バブル崩壊いよいよか、「影の銀行」の取締り強化で


「影の銀行(シャドーバンキング)」に対する中国当局の取締り強化を受け、これまで影の銀行からの融資に依存していた一部のデベロッパーがキャッシュフロー悪化に陥る可能性が高まっている。中でも地方都市の不動産開発に注力してきたデベロッパーの資金繰りには注意が必要だと指摘された。

地方都市における無計画な住宅開発を受けて需給バランスが崩れており、不動産関連の一部理財商品(利回りの高い金融商品)がすでにデフォルトのリスクに直面していると報じられた。

さらに、稼ぎ頭となる北京や上海など主要都市における不動産引き締めの強化を受け、これら都市では今年に入ってから成約件数の低迷が続いているという。専門家は、不動産バブルの崩壊は連鎖的に起きるという特徴があるため、今後は注意深くみていく必要があると指摘した。

《ZN》

 提供:フィスコ

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