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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):リプロセル、住友電、そーせい、長谷工

■リプロセル <4978> 1,534円  +76 (+5.2%)   本日終値
 28日に発表した「新生銀とベンチャーファンドを設立」が買い材料。
 新生銀行と共同でベンチャーファンドを設立。ファンド規模は10億円を予定。国内外の未上場のiPS細胞・再生医療関連のバイオベンチャーに成長資金を予定。

■住友電気工業 <5802> 1,706円  +83 (+5.1%)   本日終値
 29日付の朝刊で「フィリピンで車向け電線材料を3割増産」と一部報じられたことが買い材料視された。

■そーせいグループ <4565> 4,220円  +160 (+3.9%)   本日終値
 28日、そーせい <4565> が緊急避妊薬「ノルレボ錠」について、27日をもって同社が有する製造販売承認をあすか薬 <4514> に承継すると発表したことが買い材料視された。 同社は11年に製造販売承認を取得し、あすか製薬を通じて本製品を販売していたが、人材リソースの配分、費用負担と利益のバランスを考慮し、製造販売承認をあすか製薬に承継することを決めた。なお、同社ではあすか製薬から20年まで「ノルレボ錠」の販売高に応じた対価を受け取るとしており、業績への寄与を期待した買いが向かった。

■長谷工コーポレーション <1808> 803円  +23 (+3.0%)   本日終値
 長谷工 <1808> が7日ぶりに反発。日経新聞が29日付で「長谷工コーポレーションは企業の社宅や賃貸マンションを買い取って改修し、割安な『新築並み住戸』として分譲する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「台所など設備を最新仕様に入れ替えたうえで、立地などが同条件の新築より価格は2~3割安く抑える」という。14年度に400戸、15年度に500戸の販売をめざすとしており、安くて良質な再生マンション販売増加による業績への寄与を期待した買いが向かった。

■アドバンテスト <6857> 1,153円  -53 (-4.4%)   本日終値  東証1部 下落率3位
 28日、アドテスト <6857> が決算(米国会計基準)を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は341億円の赤字(前年同期は19.1億円の赤字)に赤字幅が拡大し、併せて通期の同損益を従来予想の25億円の赤字→359億円の赤字(前期は38.2億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなったことが売り材料。スマートフォン向けを中心に半導体試験装置市場が事前の想定より大幅に縮小したことや、開発・製造設備などの減損損失と棚卸し資産の評価損を合計175億円計上することが響く。業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の20円→15円(前期は20円)に減額修正したことも売りに拍車を掛けた。

■トーメンエレ <7558> 1,493円  +300 (+25.2%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 28日、トーメンエレ <7558> に対して豊田通商 <8015> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を38.3%上回る1650円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買付の開始時期は6月末頃を目指すが未定。また、同日、決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比18.9%増の18.7億円で着地した。

■日本製罐 <5905> 119円  +18 (+17.8%) 一時ストップ高    本日終値
 28日、日カン <5905> [東証2] が決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の最終利益(非連結)は前年同期比40.0%減の300万円に落ち込んだが、併せて通期の同利益を従来予想の100万円→4000万円(前期は1300万円)に上方修正し、一転して3.1倍増益見通しとなったことが買い材料。主力製品の18L缶においてラミネート缶の数量が増加したことに加え、美術缶を中心に消費増税前の駆け込み需要が見込まれることや、生産体制の見直しによる労務費の削減などにより原価が圧縮されたことが寄与する。

■ユーシン <6985> 688円  +50 (+7.8%)   本日終値
 28日、ユーシン <6985> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.00%にあたる60万株(金額で4億2000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は30日から2月21日まで。

■指月電機製作所 <6994> 466円  +12 (+2.6%)   本日終値
 28日、指月電 <6994> [東証2] が14年3月期の連結経常利益を従来予想の19.5億円→22億円に12.8%上方修正。従来の2.1%減益予想から一転して10.5%増益を見込み、一気に2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。円安に伴い為替差益が増加することなどが利益を押し上げる。

■オウケイウェイヴ <3808> 477円  -78 (-14.1%)   本日終値
 28日に業績修正を発表。「今期経常を一転赤字に下方修正」が嫌気された。
 OKウェイヴ <3808> [名証C] が1月28日大引け後(20:35)に業績修正を発表。14年6月期の連結経常損益を従来予想の2億3500万円の黒字→1億5000万円の赤字(前期は9700万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
  ⇒⇒オウケイウェイヴの詳しい業績推移表を見る

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