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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ハーモニック、ナガワ、トランコム、スクエニHD

■ハーモニック <6324> 2,690円  +212 (+8.6%)   本日終値
 ハーモニック <6324> [JQ]が大幅反発し5日ぶりに分割後高値を更新。精密減速装機メーカーだが、去る15日に発表した2014年3月期第3四半期(13年10-12月期)並びに第3四半期累計(同4-12月期)単体受注高・売上高が好調だったことから、小型株かつスマホ(スマートフォン)関連株人気に乗ったようだ。15日発表の受注額は減速装置が前年同期比21.4%増、メカトロニクス製品16.8%増、計20.6%増となり。第3四半期累計(同4-12月期)でも同11.6%増、24%増、計13.7%増と伸びが高まった。そして、売上高ベースでは第3四半期合計3.9%増、同累計合計は12.1%増と2ケタ伸張した。

■ナガワ <9663> 2,200円  +150 (+7.3%)   本日終値
 27日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が8%増益で着地・10-12月期も8%増益」が好感された。
 ナガワ <9663> [JQ] が1月27日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比8.1%増の25億円に伸び、通期計画の35億円に対する進捗率は5年平均の68.1%を上回る71.5%に達した。
  ⇒⇒ナガワの詳しい業績推移表を見る

■トランコム <9058> 3,565円  +175 (+5.2%)   本日終値  東証1部 上昇率8位
 27日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が18%増益で着地・10-12月期も15%増益」が好感された。
 トランコム <9058> が1月27日大引け後(16:00)に決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比17.6%増の37.4億円に伸びた。
  ⇒⇒トランコムの詳しい業績推移表を見る

■スクエニHD <9684> 2,669円  +88 (+3.4%)   本日終値
 27日、スクエニHD <9684> が、スマートフォン向けRPG「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」が23日のサービス開始から4日で100万ダウンロードを突破したと発表したことが好感された。

■日立国際電気 <6756> 1,456円  +42 (+3.0%)   本日終値
 27日、日立国際 <6756> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の125億円→155億円に24.0%上方修正。増益率が93.5%増→2.4倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。メモリーメーカーの設備投資再開で半導体製造装置の受注が想定を大きく上回ることが主因。10-12月期に半導体製造装置が属するエコ・薄膜プロセス部門の受注が前年同期比2.9倍の352億円に急拡大した。前日終値ベースの予想PERが15.7倍→11.9倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■ジーエヌアイグループ <2160> 522円  +8 (+1.6%)   本日終値
 27日、ジーエヌアイ <2160> [東証M]が、中国子会社の北京コンチネント薬業有限公司(BC社)が販売代理企業や物流企業など9社と契約を結び、特発性肺繊維症(IPF)治療薬「F647(ピルフェニドン)」の中国国内における販売網を確立したと発表したことが買い材料。同治療薬は中国において国家食品薬品監督管理総局(CFDAが承認した唯一のIPF治療薬で、「艾思瑞(アイスーリュイ)」の商品名で許可を取得。薬価は当局に最高末端販売価格(薬価)として1カプセル(100mg)当たり15人民元(約240円)で登録の予定。中国での販売網確立を受けて、同治療薬の普及による中期的な収益への貢献に期待する買いが向かった。

■グンゼ <3002> 265円  +4 (+1.5%)   本日終値
 グンゼ <3002> が大幅反発。日経新聞が28日付で「グンゼは米系医療機器大手コヴィディエンと提携し、内視鏡手術で使う新しい縫合機器の開発・販売に乗り出す」と報じたことが買い材料視された。報道によると、コヴィディエンの主力製品である自動縫合器とグンゼの縫合補強材を一体化し、出血の抑制や手術時間の短縮などに役立てる。新製品は春に発売し、4-5年後をメドに日本で数十億円の売り上げを目指すほか、将来的には海外販売も視野に入れるという。次の成長分野に位置づける医療機器事業で、コヴィディエンとの提携範囲を他の機器にも拡大するとあって、事業の将来性に期待する買いが向かった。

■KOA <6999> 1,123円  +12 (+1.1%)   本日終値
 27日、KOA <6999> が決算を発表。14年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比96.4%増の31.4億円に拡大。併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比69.4%増の38億円に拡大する見通しを示したことが買い材料視された。高付加価値製品の拡大を進め、自動車や産業機器向けの売上が堅調。コスト削減効果や為替の円安も寄与し、大幅増益となった。通期見通しは原材料や原油価格の上昇懸念、為替変動リスクなどもあるが、堅調な見通しを発表したことが買い安心感が広がった。

■TDK <6762> 4,780円  -260 (-5.2%)   本日終値
 TDK <6762> など米アップル関連株が安い。米アップルが現地時間の27日夕(日本時間28日朝)、13年10-12月期決算を発表。最終益が前年同期比0.1%減の130億7200万ドル(約1兆3400億円)だったことを受け、その後の時間外取引で終値を大きく下回る水準で推移していることが嫌気された。売上高は6%増の575億9400万ドルと過去最高を更新したものの、単価の安い機種の販売が増えたことによる利益率の悪化などが響いた。最終益は4四半期連続の前年実績割れ。本日はTDKのほか、太陽誘電 <6976> 、航空電子 <6807> 、フォスター <6794> 、日東電 <6988> などといった幅広いアップル関連銘柄に売りが目立っている。

■日立化成 <4217> 1,490円  -48 (-3.1%)   本日終値
 27日、日立化 <4217> が14年3月期の連結最終利益を従来予想の245億円→230億円に6.1%下方修正し、増益率が30.2%増→22.2%増に縮小する見通しとなったことが嫌気された。スマートフォン向けなどタッチパネル周辺材料やパソコン向け銅張積層板などの販売が想定を下回るほか、自動車部品のタイ製造拠点の売り上げが計画未達となる。配線板事業における人員削減に伴い割増退職金を特別損失に計上することも利益を押し下げる。

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