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【経済】第一三共は大丈夫か?インド子会社の貯蔵室から「数え切れないほどのハエ」


第一三共<4568>のインド子会社ランバクシー・ラボラトリーズが窮地に立たされている。

米食品医薬局(USFDA)はこのほど、ランバクシーが運営するプンジャブ州トアンサ工場で製造された医薬品を米国に輸出することを禁止。すでに国内3工場で米国への輸出禁止措置が取られており、今回のトアンサ工場で4社目となる。

USFDAの検査チームが発表した報告書では、サンプル貯蔵室に「数え切れないほどの」ハエがいるなど、8項目に上る過失が指摘されている。また、サンプルの不適切な管理や適切な工程から外れたサンプル分析、適切でない器具の利用なども列挙された。

このほか、約7万8000人の医師からなるインド医師会からは、ランバクシーが製造する医薬品について、インド規制当局が品質を証明する必要があるとの声が上がっている。これは現地紙エコノミック・タイムス(電子版、27日付)が報じたもので、医師会からは「医薬品が安全で効果があるということを確かめたいだけ」と述べている。

《RS》

 提供:フィスコ

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