【特集】ダイコク電機 Research Memo(9):オリジナルキャラクターを採用、タッチパネルを実用化
■事業内容
(2)制御システム事業
制御システム事業は、パチンコの画面表示ユニットと、その他の部品として、パチンコ台の制御ユニット、スイッチ、モーター類を扱っている。また、ダイコク電機<6430>は表示ユニットとしてタッチパネルを実用化し、パチスロ遊技機「まじかるすいーとプリズム・ナナ」に採用されている。
○パチスロ遊技機「まじかるすいーとプリズム・ナナ」
2013年3月期に発売したパチスロ遊技機。アニメーション制作会社に制作を依頼し、オリジナルキャラクターを採用。音楽もオリジナルの曲を作った。今後、このタイトルをアニメ化する企画も進めている。従来は、アニメやドラマの既存キャラクターをパチンコ・パチスロ台に使うという流れだったが、同社は逆の流れで同ビジネスを拡大している。
なお、「プリズム・ナナ」は独自のキャラクターで世界観を創るなど、射幸心を満たすだけと見られがちなパチンコ・パチスロを映画や遊園地などのアミューズメントに変えるための重要な一歩である。
(執筆:客員アナリスト 柄澤 邦光)
《FA》
提供:フィスコ