【特集】ダイコク電機 Research Memo(6):CRユニットと呼び出しランプの需要は好調継続
■2014年3月期の業績予想
2014年3月期の連結業績予想は、5月13日の発表数値に変更はない。売上高、利益ともに過去最高だった前期に比べ売上高で13.4%減の51,000百万円、営業利益で43.0%減の4,000百万円、経常利益で44.8%減の4,000百万円、当期純利益で51.9%減の2,000百万円となっている。
年末の繁忙期に入り、上半期に好調だったCRユニットと呼び出しランプは生産が追い付かないほどの状況が続いている。CRユニットに関しては、通期計画の5万台を超えるのは確実で、6万台もうかがえる状況。呼び出しランプに関しては、通期の販売が20万台以上となる見込みだ。ホールコンピュータの販売台数が計画を下回っても、通期の業績予想は十分に達成できると考えてよかろう。
ただ、ダイコク電機<6430>は、ホールコンピュータの次世代システムの開発を中心に前期比28.7%増の3,500百万円の開発費を計上する予定となっている。開発費の計上は期ずれが生じ、第3四半期以降に多くなる。
また、同社としては、パチンコ業界全体が決して好調でないことから、足元で業績の上方修正はすべきでないと判断している。
(執筆:客員アナリスト 柄澤 邦光)
《FA》
提供:フィスコ