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【材料】任天堂がネガティブ・サプライズ、今期営業を350億円の赤字に1350億円減額

 17日、任天堂 <7974> が14年3月期の連結営業損益を従来予想の1000億円の黒字→350億円の赤字(前期は364億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。営業損益は1350億円と巨額の減額幅となった。

 据え置き型ゲーム機「Wii U」と携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」がハード、ソフトともに不振で、販売台数・本数が計画を大きく下回ることが主因。

 特に、「Wii U」はハードの販売計画を900万台→280万台(68.9%減)、ソフトを3800万本→1900万本(50%減)に大幅下方修正し、不振が際立った。「ニンテンドー3DS」の販売計画もハードを1800万台→1350万台(25%減)、ソフトを8000万本→6600万本(17.5%減)に下方修正した。

 それに伴い、連結売上高を従来予想の9200億円→5900億円に35.9%(金額で3300億円)下方修正したことが営業赤字につながった。

 業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の260円→100円(前期は100円)に大幅減額修正した。
(「株探」編集部)

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