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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):電産コパル電、不二越、ティアック、タムロン

■日本電産コパル電子 <6883> 772円  +100 (+14.9%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率2位
 16日、電産コパル電 <6883> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の43.5億円→52億円(前期は36.2億円)に19.5%上方修正し、一気に3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。産業機器・医療機器向けの新製品投入が奏功し、売上が計画を上回ることが寄与。収益構造改革や内製化・現地化による生産効率の改善も利益を押し上げる。なお、同社の業績の上方修正は13年10月17日に続き2回目となる。前日終値ベースの予想PERが14.9倍→11.8倍に低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■不二越 <6474> 715円  +59 (+9.0%)   本日終値
 不二越 <6474> が16日昼に決算を発表。13年11月期の連結営業利益は前々期比16.0%増の123億円に伸びて着地。続く14年11月期も前期比37.8%増の170億円に拡大を見込み、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが引き続き買い材料視された。今期は自動車や建設機械、航空機分野の需要拡大を背景に、軸受けや油圧機器の販売が北米やタイ・中国など新興国を中心に伸び、16.7%の大幅増収を見込む。工程改善や海外調達の推進などによるコスト削減も利益を押し上げる。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比2円増の8円に増配する方針を示したことも支援材料。同時に、16年11月期に連結営業利益250億円を目指す中期経営計画も発表した。

■ティアック <6803> 110円  +6 (+5.8%)   本日終値
 16日に発表した「ネクスジェンに通話録音機事業譲渡へ」が買い材料。
 ネクスジェンへの通話録音機事業譲渡で基本合意。正式契約の締結に向け交渉を開始。

■タムロン <7740> 2,930円  +144 (+5.2%)   本日終値
 タムロン <7740> が続急伸。日経産業新聞が17日付で「カメラレンズ大手のタムロンは、車載型の遠赤外線カメラ市場に参入する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「ユニットの小型化と耐久性向上の技術を確立し、2014年後半にも自動車メーカーへの提案を始める」という。市場拡大が見込める車載カメラ市場参入よる収益拡大を期待した買いが向かった。

■川口化学工業 <4361> 177円  +50 (+39.4%) ストップ高    本日終値
 16日、川口化 <4361> [東証2] が決算を発表。13年11月期の連結経常利益は前々期比97.7%減の300万円に落ち込んだが、14年11月期は前期比23倍の7000万円に回復する見通しとなったことが買い材料。国内自動車生産の増加でタイヤ向けなどのゴム薬品の需要が回復するほか、前期に落ち込んだアクリル酸向けの樹脂薬品も上向き、12.7%増収を見込む。業績回復に伴い、今期の年間配当は3円で、2期ぶりに復配する方針を示したことも買いに拍車を掛けた。

■青山財産ネットワークス <8929> 473円  +58 (+14.0%)   本日終値
 16日に発表した「イプシロンと合弁会社を設立」が買い材料。
 若手富裕層を対象にしたコンシェルジュサービスと金融・経営コンサルティング事業を展開するイプシロン・グループと合弁会社を設立。若手経営者を中心とした新富裕層を対象に、財産の日常の管理、投資および運用、さまざまなコンシェルジュサービスを行うウェルスマネジメントサービスを提供する。

■ベクター <2656> 701円  +68 (+10.7%)   本日終値
 16日に発表した「スマホ向けポケットヴァルキリー配信」が買い材料。
 iOS向けネイティブアプリ市場参入タイトルの第2弾として、カードバトルRPG「ポケットヴァルキリー」の配信を開始。

■ベクトル <6058> 5,240円  +465 (+9.7%)   本日終値
 16日、ベクトル <6058> [東証M]が2月28日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■暁飯島工業 <1997> 133円  +8 (+6.4%)   本日終値
 16日、暁飯島工業 <1997> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の5.04%にあたる55万株(金額で6875万円)を上限に、17日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNet-3」で自社株買い(買い付け価格は16日終値125円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■くろがね工作所 <7997> 128円  -9 (-6.6%)   本日終値
 16日、くろ工 <7997> [東証2]が13年11月期の連結経常利益を従来予想の1億7000万円→8600万円(前々期は1億2900万円)に下方修正し、一転して33.3%減益見通しとなったことが売り材料。事務用家具部門において大型案件の減少や、景気の先行きに対する慎重な姿勢による企業のオフィスリニューアル投資抑制の影響が響いた。

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