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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):リコー、ペプドリ、ラウンドワン、エスプール

■リコー <7752> 1,178円  +44 (+3.9%)   本日終値
 リコー <7752> が大幅続伸。日経産業新聞が16日付で「リコーはスマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)の無線充電に使う制御用ICの市場に参入する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「他社製品に比べ小型のICを開発、高い電流出力で機器を充電しても熱の発生を抑制できる」という。スマホメーカー向けに、15年後半にも量産出荷を目指すとしており、収益拡大に期待した買いが向かった。

■ペプチドリーム <4587> 13,890円  +460 (+3.4%)   本日終値
 ペプドリ <4587> [東証M]が続急伸。日経新聞が16日付で「ペプチドリームの2013年7~12月期の単独営業利益は2億円程度になったようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると、上場申請時の資料では、上場前だった前年同期の営業利益は7900万円だった。昨年12月に提携した米製薬大手イーライ・リリーからの契約一時金の計上が寄与したうえ、複数の製薬会社から受け取る開発支援金も利益を押し上げたという。新規ライセンス料収入が見込まれることから、14年6月期通期も従来予想(営業利益は前期比4.5倍の7.18億円)を据え置く公算が大きいと伝えており、順調な利益成長に期待する買いが向かった。

■ラウンドワン <4680> 976円  +5 (+0.5%)   本日終値
 SMBC日興証券が15日付でラウンドワン <4680> の投資判断を「2(中立)→1(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価を730円→1250円に増額したことが買い材料視された。同証券によると、14年3月期上期決算でバランスシート改善のメドが確認できたことに続き、10日に開示された12月の月次売上高で既存店売上高は21ヵ月ぶりにブラスに転換。これまで株価の重石となっていた2つの懸念材料が消失し、業績、バリュエーションはともに拡大局面に入ったと指摘している。

■エスプール <2471> 1,349円  +300 (+28.6%) ストップ高    本日終値
 15日、エスプール <2471> [JQ] が決算を発表。13年11月期の連結経常利益は前々期比69.0%増の4900万円に伸び、続く14年11月期も前期比2.8倍の1億3700万円に急拡大する見通しとなったことが買い材料。ネット通販発送代行や物流センターの運営代行が好調に推移するうえ、自社農園を利用した障害者雇用支援サービスも伸び、ビジネスソリューション事業が収益を牽引する。

■池上通信機 <6771> 145円  +31 (+27.2%)   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 15日、池上通 <6771> がシンガポールで子会社設立を検討すると発表したことが買い材料。新会社は放送システム機器や医療用カメラなどの販売を手掛け、成長が見込まれる東南アジアや西アジア、大洋州地域で積極的な販売・サービス展開を目指す。成長市場での需要取り込みに向けた海外戦略を評価する買いが向かった。

■ケイブ <3760> 2,876円  +500 (+21.0%) ストップ高    本日終値
 15日、ケイブ <3760> [JQ]が、スマートフォン向け新作ゲームアプリ「ジャグラー×モンスター」のiOS版を先行配信を始めたと発表したことが買い材料。「ジャグラー×モンスター」は、12年に発売され、絶大な人気を誇るパチスロ「ニューアイムジャグラーEX」の実機シミュレーターを搭載したRPG。スロットを回すことで敵モンスターを撃破し、収集したモンスターを育てる。簡単操作で実機さながらの熱い演出が楽しめるとあって、ユーザー獲得による業績貢献に期待する買いが向かった。

■システムインテグレータ <3826> 1,095円  +150 (+15.9%) ストップ高    本日終値
 15日、東証がSI <3826> [東証M]を22日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■フォトクリエイト <6075> 2,245円  +165 (+7.9%)   本日終値
 フォトクリ <6075> [東証M]が大幅高で3連騰。今年6月の新規上場来全くいいところなく大幅に下げてきた。その後、10月最安値以降は底値もみ合いが続いていた。しかし、前週6日に5日移動平均線が25日線を上抜く短期線のゴールデンクロス(GC)が示現。底入れチャートとなってきたことがテクニカルな買いや見直し買いを誘っているようだ。主力業態はスポーツ大会などのイベントにプロカメラマンを派遣して写真を撮影し、インターネットを通じて販売を行なうインターネット写真サービスで、前13年6月期までの3年半で年率17.5%成長してきた。今14年6月期第1四半期(13年7-9月期)部門別売上高は、主力のインターネット写真サービスが14.1%増と引き続き伸張、次世代の柱として注力中のフォトクラウド事業は28.3%と大きく伸びた、とブログで企業情報を発信している有賀泰夫食品・流通アナリストは記している。そして、「2020年東京オリンピック大会の開催が決定したことで、今後、スポーツイベントなどが開催される頻度が高まる可能性もあり、同社にとってはフォローの風も期待される」と指摘する。

■UMNファーマ <4585> 3,515円  +200 (+6.0%) 一時ストップ高    本日終値
 15日、UMN <4585> [東証M]がアステラス <4503> と共同開発を進めている季節性組換えインフルエンザHAワクチンASP7374の第3相臨床試験のうち、昨年10月に治験薬接種が完了した2試験について、安全性に問題がないことが確認されたと発表したことが買い材料視された。2試験のうち1つの試験は、20歳以上65歳未満の健康成人被験者を対象に実施。その結果、国内既承認孵化鶏卵ワクチンに対し、主要評価項目である免疫原性について非劣性基準を満たすとともに、安全性に大きな問題がないことが確認された。 もう1つの試験では、61歳以上の健康成人被験者対象に、筋肉内接種での免疫原性や安全性を確認することを主な目的として実施し、その結果、良好な免疫原性が確認されるとともに、安全性に大きな問題がないことも確認された。

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