市場ニュース

戻る
 

【市況】日経平均は3%超の急落、裁定解消が活発化【クロージング】


14日の日経平均は大幅下落となり、先週末比489.66円安の15422.40円(出来高概算30億1000万株)で取引を終えた。先週末の米12月雇用統計が市場予想を下振れた余波が東京市場を飲み込んだ格好となった。日経平均はギャップ・ダウンで取引を開始した後は15500円レベルを推移していたが、後場、先物にまとまった売りが入ったことで一時15400円台を割り込む場面も見られた。

全面安のなか、指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>の3銘柄で日経平均を135円押し下げるなど裁定解消が進んだとの見方。一方、225構成銘柄では、千代化建<6366>、日揮<1963>など5銘柄のみ上昇した。

大発会(382円安)を超える3%超の大幅な下落を受けて、個人投資家を中心に投資家心理はやや悪化との観測。日足チャートでは25日線を大きく割り込んだことで、短期的な下値メドとしては日足の一目均衡表の雲上限(15138円)レベルが意識されよう。とはいえ、為替は朝方の水準よりもやや円安に振れていることなどから、本日の下落は一時的な調整に留まるとの見通しも。

《KO》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均