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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):中北製、カルラ、薬王堂、バルカー

■中北製作所 <6496> 600円  +85 (+16.5%) 一時ストップ高    本日終値
 6日、中北製 <6496> [東証2] が14年5月期上期(6-11月)の経常利益(非連結)を従来予想の4億円→7.5億円(前年同期は4.1億円)に88.8%上方修正。従来の3.8%減益予想から一転して81.5%増益見通しとなったことが買い材料。隔操作装置など船舶用関連の販売が想定より伸び、売上が計画を上回ったことが寄与。利益率の高い部品の好調も利益上振れに貢献した。上期増額分を上乗せする形で、通期の経常利益も従来予想の8億円→11.5億円に43.8%上方修正。増益率が3.8%増→49.2%増に拡大する見通しとなった。

■カルラ <2789> 455円  +39 (+9.4%)   本日終値
 6日、カルラ <2789> [JQ]が月次の売上推移速報を発表。12月の全既存店売上高が前年同月比7.0%増と3ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数は0.4%減とほぼ横這いだったものの、客単価が7.4%増と4ヵ月連続で7%超の伸びを維持したことが寄与した。主力の和風レストラン「まるまつ」の既存店売上高も9.5%増と3ヵ月連続のプラスとなった。足元の売上高の好調な推移を背景に、本日発表予定の第3四半期決算を睨んだ好業績期待の先回り買いも向かった。

■薬王堂 <3385> 2,333円  +88 (+3.9%)   本日終値
 6日、薬王堂 <3385> [JQ]が月次速報を発表。12月の既存店売上高が前年同月比2.6%増と2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客単価は1.9%減と7ヵ月ぶりの前年割れとなったが、客数が4.6%増と堅調だったことが寄与した。全店売上高も11.3%増と2ヵ月連続の2ケタ増と好調だった。

■日本バルカー工業 <7995> 287円  +2 (+0.7%)   本日終値
 バルカー <7995> が大幅続伸。日経産業新聞が7日付で「日本バルカー工業はフッ素系樹脂を使い、他社製品より耐久性が3倍高いシール材を開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「火力発電所のタービンなど、高温の蒸気にさらされる設備の気密保持といった用途を想定している。劣化による取り換え頻度が減り、設備の維持費を削減できる」という。価格は従来のシール材より高くなる見通しだが、交換頻度が減り全体ではコスト減につながるとしており、業績への寄与を期待した買いが向かった。

■LCAHD <4798> 5円  -1 (-16.7%)   本日終値
 6日に発表した「報告書遅延と監理銘柄(確認中)指定へ」が売り材料。
 第2四半期報告書提出遅延および監理銘柄(確認中)指定の見込み。

■ブロードバンドタワー <3776> 249円  -18 (-6.7%)   本日終値
 6日、東証と日証金がBBタワー <3776> [JQ]について7日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■アスクル <2678> 3,085円  +65 (+2.2%)   本日終値
 6日に発表した「12月度の売上高は前年同月比13.2%増」が買い材料。

■アイカ工業 <4206> 2,133円  +38 (+1.8%)   本日終値
 6日に発表した「プリント配線板事業を分離・譲渡」が買い材料。

■スズデン <7480> 545円  +7 (+1.3%)   本日終値
 6日に発表した「12月度の個別売上高は前年比24.3%増」が買い材料。

■ディスコ <6146> 6,800円  -120 (-1.7%)   本日終値
 6日に発表した「3Q個別売上高は前四半期比22.3%減」が売り材料。

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