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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):FDK、サンエー、コロプラ、吉野家HD

■FDK <6955> 155円  +42 (+37.2%)   本日終値
 FDK <6955> [東証2]が急反騰。日経産業新聞が7日付で「電子部品メーカーのFDKは厚さが0.42ミリメートルの超薄型のリチウム電池を開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「ディスプレーを搭載したクレジットカードなどに組み込んで電源として使う需要を開拓する」という。14年から欧米のカード会社を中心に納入を拡大する計画で、15年度には7億円程度の売り上げを目指すとしており、電池事業で新分野の製品を投入することによる収益拡大を期待した買いが向かった。

■サンエー <2659> 3,115円  +182 (+6.2%)   本日終値
 6日、サンエー <2659> が決算を発表。14年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益が前年同期比11.4%増の84.3億円に伸びて着地したことが買い材料。通期計画の104億円に対する進捗率は80.8%に達した。利益率の高い上品質商品や沖縄県産品、プライベート商品の拡充による既存店増収が収益を押し上げた。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→28円に増額修正したことも買いに拍車を掛けた。

■コロプラ <3668> 3,165円  +140 (+4.6%)   本日終値
 6日、コロプラ <3668> [東証M]が、スマートフォン向けゲームの「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」が1月3日に累計1700万ダウンロード、「軍勢RPG 蒼の三国志」が13年12月30日に同200万ダウンロードをそれぞれ突破したと発表したことが好感された。主力の「魔法使いと黒猫のウィズ」は12月23日に1600万ダウンロードを突破したばかり。「蒼の三国志」も9月24日のサービス開始以来、順調にダウンロード数を延ばし、12月20日からのテレビCM放映によりユーザー拡大に弾みが付いた。ユーザー獲得の勢いが衰えない主力ゲームに加え、新作ゲームの大型化による業績貢献に期待する買いが向かった。

■吉野家ホールディングス <9861> 1,305円  +9 (+0.7%)   本日終値
 6日、吉野家HD <9861> が月次動向を発表。12月の吉野家の既存店売上高は前年同月比16%増と高い伸びを記録したことが買い材料視された。客数も同18%増えたほか、全店売上高も同20.3%増となった。7日付の日経新聞によると「高単価の鍋商品が好調だった」という。同社では並盛り580円と高単価な「牛すき鍋膳」などの鍋商品を12月5日に発売しており、売上増に貢献したとみられる。13年3-11月期(3Q累計)決算の発表を1月9日に控え、好内容を期待した買いが向かった。

■くらコーポレーション <2695> 1,607円  +5 (+0.3%)   本日終値
 6日、くら <2695> が台湾に全額出資の子会社を設立すると発表したことが買い材料視された。海外ではすでに米国の子会社が回転寿司店を7店運営しているが、アジアでは初となる。今後高い経済成長が見込めるアジアに進出するにあたって、まずは台湾・台北市に子会社を置く。14年中にも第1号店を出店する予定。

■ミクシィ <2121> 6,370円  -980 (-13.3%)   本日終値
 6日、東証と日証金がミクシィ <2121> [東証M]について7日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■大豊建設 <1822> 409円  -42 (-9.3%)   本日終値  東証1部 下落率3位
 6日、東証と日証金が大豊建 <1822> について7日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■ニトリホールディングス <9843> 10,030円  -200 (-2.0%)   本日終値
 ニトリHD <9843> が5日ぶりに反落。日経新聞が7日付で「建設関連費用の上昇が郊外中心の低価格店の出店に影響し始めた。衣料品専門店のしまむらや家具チェーンのニトリホールディングスなどは2013年度の出店数が当初計画を2~3割下回る見通し」と報じたことが嫌気された。報道によると「復興関連に加え、消費増税に伴う住宅の駆け込み需要による建築ラッシュの余波で初期投資が膨らむためだ。各社は既存店の改装拡充などで出店遅れを補う」としている。建設資材や工賃などのコストが増加したのが原因とみられ、出店計画の見直しを迫られる可能性があることから、同社のほか、しまむら <8227> やコメリ <8218> の株価も軟調な推移となった。

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