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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ジーエヌアイ、日本橋、オカモト、日立

■ジーエヌアイグループ <2160> 547円  +80 (+17.1%) ストップ高    本日終値
 6日、ジーエヌアイ <2160> [東証M]が13年12月31日に中国の子会社である北京コンチネント薬業有限公司が特発性肺線維症(IPF)治療薬F647(ピルフェニドン)に対して国家食品薬品監督管理総局(CFDA)より製造販売許可を取得したと発表したことが買い材料視された。IPF治療薬F647は中国においてCFDAが承認した唯一のIPF治療薬で、今後薬価や商品名の確定次第、速やかに製造販売を開始するという。

■日本橋梁 <5912> 214円  +14 (+7.0%)   本日終値
 橋梁老舗の日本橋 <5912> 、鉄骨・橋梁大手の駒井ハルテク <5915> 、中国・九州地盤の橋梁工事中堅のBr.HD <1726> [東証2]、コンクリート補修業トップのショーボンド <1414> など橋梁関連株が上昇。日経新聞が3日付で「国土交通省は2014年度から道路の橋やトンネルの定期点検を地方自治体に義務づける」と報じたことが買い材料視された。報道によると、5年ごとに施設の健全性を4段階で評価する全国統一基準を導入する。危険性が高い場合は、国や都道府県が通行規制の命令もできるようにするという。急速に進むインフラの老朽化対策が急務となる中、点検対象となる2メートル以上の橋梁は約70万本に上るとされており、中期的な業績への恩恵享受を期待する買いが関連株に向かった。

■オカモト <5122> 340円  +12 (+3.7%)   本日終値
 6日前場立会中、オカモト <5122> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.00%にあたる100万株(金額で4億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は6日から5月30日まで。

■日立製作所 <6501> 820円  +24 (+3.0%)   本日終値
 日立 <6501> が4日続伸。日経新聞が5日付で「日立製作所は弱い風でも発電量を高めることができる新型風力発電機を開発した」と発表したことが買い材料視された。報道によると「ブレード(羽根)の改良などにより、風速4-12メートルの発電量を従来機種に比べて15%高めた」としている。これにより、年間の平均風速が6-7メートルのところが多い日本でも発電しやすくなるため、発電事業者向けへの売上に期待した買いが向かった。報道では14年初めにも実証実験を始め、16年までに市場投入したい考えだとしている。

■ミズノ <8022> 545円  +11 (+2.1%)   本日終値
 ミズノ <8022> が4日続伸。日経新聞が3日付で「スポーツ用品大手が東南アジアからの衣料品の調達を増やす」と報じたことが買い材料視された。報道によると「ミズノは全体の調達に占める割合を2013年度の4割強から16年度に6割にする」としている。同社では発熱性肌着の「ブレスサーモ」について、比較的安価な日常品はタイとインドネシアから調達し、アウター(外衣)の一部も14年からミャンマーで生産するという。生産コストが高まりつつある中国での生産比率を徐々に下げていくと同時に、需要が伸びるとみられる東南アジア市場への商品投入を積極化したい考え。

■東芝 <6502> 446円  +4 (+0.9%)   本日終値
 東芝 <6502> が4日続伸。日経新聞が1日付で「東芝は韓国SKハイニックスと共同で、2016年度にもスマートフォン(スマホ)などの性能を大幅に高める新型半導体メモリーの量産に乗り出す」と報じたことが買い材料視された。報道によると「現行品に比べ記憶容量を10倍に高めながら、搭載する機器の消費電力を3分の2に減らせる」という。新型メモリーはMRAM(磁気記録式メモリー)と呼ばれ、電源を切ってもデータが消えない特長を持つ。現在、パソコンやスマホなどにはDRAMが使われているが、18年にも量産を行い、DRAMに取って代わる主力品にしたい考え。

■ファミリーマート <8028> 4,815円  +10 (+0.2%)   本日終値
 ファミリーM <8028> が反発。日経新聞が6日付で「ファミリーマートは有力ドラッグストアのコクミン(大阪市)と提携し、コンビニエンスストアとドラッグ店が融合した店舗を出す」と報じたことが買い材料視された。報道によると「今春から2年間で首都圏と近畿圏を中心に10店程度を開く」という。同社のドラッグ店・調剤薬局との提携は10社目で、5年で1000店規模を目指すとしており、将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。

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