市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):日本電工、SBI、ユニチャーム、丸紅

■日本電工 <5563> 317円  +19 (+6.4%)   本日終値
 27日に発表した「中央電と株式交換により経営統合」が買い材料。
 中央電 <5566> [東証2]と株式交換により14年7月1日付で経営統合。中央電株1株に同社株1.15株を割り当て。中央電は14年6月26日付で上場廃止。

■SBIホールディングス <8473> 1,590円  +62 (+4.1%)   本日終値
 27日、SBI <8473> が、グループ運営ファンドが第2位の大株主として16.9%(転換社債を含む潜在株式比率は22.8%)出資する米製薬ベンチャー・アキュセラ社の東証マザーズ市場への新規上場が承認されたと発表したことが買い材料。上場予定日は14年2月13日。外国企業として6年ぶりの上場とあって市場の注目度も高く、含み益拡大を期待する買いが向かった。

■ユニ・チャーム <8113> 6,000円  +150 (+2.6%)   本日終値
 ユニチャーム <8113> が続伸。日経新聞が28日付で「ユニ・チャームは乳幼児用紙おむつでブラジルに進出する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「来春からサンパウロ州の自社工場での生産を始め、スーパーなど1000店以上で富裕層や中間層向けに販売する」という。事業地域を今後の成長が見込まれる中南米にも拡大し、世界シェアを16年度まで8%→10%高めるとしており、将来的な収益拡大を期待した買いが向かった。

■丸紅 <8002> 756円  +18 (+2.4%)   本日終値
 丸紅 <8002> が5日続伸。日経新聞が28日付で「丸紅はベトナム電力公社(EVN)から石炭火力発電所の設計、建設事業を受注した。受注額は900億円強とみられる」と報じたことが買い材料視された。報道によると「ベトナム政府は自国の重電産業の育成を進めており、丸紅は一部の機器製造に初めてベトナムメーカーを起用する」という。同社では技術協力を通してベトナム電力公社との関係を強化し、今後の受注拡大につなげるとしており、将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。

■パイオニア <6773> 220円  +4 (+1.9%)   本日終値
 パイオニア <6773> が4日続伸。日経新聞が27日付でNTTドコモ <9437> が14年中にも自動車の走行情報をビッグデーターとして提供するサービスを始めると報道。「パイオニアと共同開発する車載器でデータを収集、カー用品販売会社や損害保険会社に販売する」と伝えたことが買い材料視された。報道によると、両社は手のひらサイズの専用車載器を開発。車の位置や速度など膨大な情報を収集し、ドコモがカー用品販売会社や損害保険会社などに販売する。走行データを集める機能を持つ自動車メーカーの純正カーナビの搭載車両は国内自動車全体の7%にとどまっており、残りの約93%の需要を開拓するとあって、車載器の普及による収益貢献に期待する買いが向かった。

■日本製紙 <3863> 1,954円  -122 (-5.9%)   本日終値  東証1部 下落率2位
 日本紙 <3863> が大幅続落。日経新聞が28日付で「日本製紙の2013年4~12月期の連結営業利益は170億円程度になったようだ。旧日本製紙グループ本社の12年4~12月期との比較で3%減となる」と報じたことが売り材料視された。報道によると、「円安が定着し、ドル建てで輸入する木材チップや石炭など原燃料の調達コストが膨らみ採算が悪化した」という。円安が進行するなか、業績悪化を懸念する売りが向かった。

■トライステージ <2178> 1,350円  +193 (+16.7%)   本日終値
 27日、トライSTG <2178> [東証M] が決算を発表。14年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益が前年同期比96.8%増の6.6億円に拡大して着地したことが買い材料。低採算取引の見直しや仕入れコストの削減などが奏功し、主力のテレビ通販支援事業の採算が急改善した。通期計画の8億円に対する進捗率が83.1%に達したことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■マルマエ <6264> 70,000円  +10,000 (+16.7%) ストップ高    本日終値
 27日、マルマエ <6264> [東証M] が14年8月期上期(13年9月-14年2月)の経常利益(非連結)を従来予想の2200万円→4400万円(前年同期は8700万円)に2.0倍上方修正。減益率が74.7%減→49.4%減に縮小する見通しとなったことが好感された。スマートフォン向け半導体の製造装置部品の好調や光学関連の受注獲得で、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。修正した上期予想が通期計画の3500万円を既に上回ったことで、通期上振れを期待する買いが殺到した。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均