【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジは、16,000円～16,300円

　今日の東京株式市場は、若干の買い越しから小幅高での取引開始となり、その後は年初来の高値を更に伸ばす相場展開となりそうだ。

　米株式市場は、21日までの1週間の米新規失業保険申請件数が、市場予想を下回ったことを好感し上昇、その影響からシカゴの日経先物は、大証の終値比較ではと変わらない価格であったが、現物の日経平均の終値より、やや高い価格での取引を終えていることから、東京市場の朝方は僅かに買い優勢となっての取引開始が予想される。

　一巡後は、シカゴ２４時間取引システム（ＧＬＯＢＥＸ）の米株価指数先物や、アジア市場の推移、そして為替動向を注視しての展開となるが、ドルが海外時間で上昇しており、一段と円安傾向が強まっていることから、日経平均の寄与度の高いハイテク銘柄中心に、マーケットは底堅く推移する公算だ。

　但し、主力の外国人投資家が休暇入りとなる中、年末の長期休暇を控えた週末であることから、大引け近くではいつもよりスケールの大きいポジション整理も警戒され、指数の上値は意外に重いと推測される。

　テクニカル的は、引き続き1週間の平均値である5日移動平均線（16,023円前後）が、目先の下値支持線（株価の下落を支える線）となるが、ここを下回るとボリンジャーバンドの+1σ（15,882円前後）～25日移動平均線（15,606円前後）が、次の支持線として意識されるだろう。

　本日の予想レンジは、16,000円～16,300円。（ストック・データバンク　編集部）