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【市況】サンタクロースが去った後には?


米株は見事なサンタクロース・ラリーが展開され、クリスマス休暇に入った。NYダウの最高値更新は5営業日連続、一時16360ドルに達した。大雑把なイメージでは、ダウは500ドル刻みの嵩上げが続いている。16000ドル割れからスタートした今回の上げは16500ドル近辺で揉み合い局面に移行する可能性を考えておきたい。10月に15000ドル割れ水準からスタートした相場は11月後半に16000ドルに乗せたところで一服したが、途中、15500ドル近辺での揉み合い場面があった。

サンタクロースが去った後、市場は何を課題と捉えるか?真っ先にチェックしておきたいのは金利動向。24日の米債利回りは、10年債2.9812%、30年債3.8966%、9月の高利回り水準に迫っている。金利上昇で住宅市場への影響を懸念する可能性がある。18日発表の週間住宅ローン申請指数は約10年ぶりの低水準、11月の中古住宅販売は前月比4.3%減(3ヵ月連続減)、11月新築戸建て住宅販売は前月比2.1%減と頭打ち。なお、金利上昇は債券投信からの資金流出(18日までの週で81億ドル流出)が主因と見られる。

《MK》

 提供:フィスコ

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