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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):MUTOH、レカム、日本駐車場、日本マイクロ

■MUTOH <7999> 504円  +33 (+7.0%)   本日終値
 MUTOH <7999> が大幅続伸。日刊工業新聞が2日付で「MUTOHホールディングスは自社ブランドによる3Dプリンターの製造・販売を始める」と報じたことが買い材料視された。報道によると、同社は米大手のスリーディー・システムズの国内販売代理店として知られるが、3Dプリンターの市場性を見込み、国内主要プリンターメーカーとして自社ブランドで初参入する。個人向けを手始めに業務用へと展開し、造形材料も国内メーカーと共同開発。数年で売上高20億-30億円の事業に育成するという。製造業に革命をもたらす技術として注目される3Dプリンターに本格参入するとあって、将来的な業績への貢献に期待する買いが向かった。

■レカム <3323> 3,580円  +140 (+4.1%)   本日終値
 11月29日、レカム <3323> [JQ]が14年3月31日現在の株主を対象に1→100の株式分割を実施し、同時に100株の単元株制度を採用すると発表したことが買い材料。最低投資金額は変わらないものの、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■日本駐車場開発 <2353> 7,780円  +200 (+2.6%)   本日終値
 11月29日、日本駐車場 <2353> が決算を発表。14年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益が前年同期比65.4%増の3.5億円に拡大して着地。スキー場事業の売上が少ない閑散期の8-10月期としては8年ぶりに過去最高益を更新したことが買い材料。主力の駐車場事業は大型運営の物件が増え、9.6%の大幅増収を達成した。スキー場事業で夏季売上が15.4倍に急拡大し、営業赤字が大幅に縮小したことも利益を押し上げた。

■日本マイクロニクス <6871> 1,031円  -156 (-13.1%)   本日終値
 11月29日、東証と日証金が日本マイクロ <6871> [JQ]について12月2日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■物語コーポレーション <3097> 3,445円  -410 (-10.6%)   本日終値  東証1部 下落率2位
 11月29日、物語コーポ <3097> が100万株の公募増資とオーバーアロットメントによる上限18万株の売り出しを実施するほか、既存株主による20万株の株式売り出しを発表したことが売り材料視された。新株発行が発行済み株式数の約20%となり、株式価値の希薄化や株式需給悪化が嫌気された。発行価格は12月9日から12日までのいずれかの日に決定。新株発行よる調達資金約34億7000万円はに新規出店のための設備投資資金に充てる。

■サン電子 <6736> 2,624円  -156 (-5.6%)   本日終値
 11月29日、サン電子 <6736> [JQ]が既存株主による100万5900株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限15万株の売り出しを実施すると発表したことから、株式需給悪化を懸念する売りものが先行した。売り出し株数は最大115万5900株で発行済み株式総数の約10.6%に相当する。売出価格は12月9日から12日までの期間に決定。売出しの目的は、株式の分布状況の改善と流動性の向上が狙い。同時に、12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したが、買い材料視されなかった。

■日本ドライケミカル <1909> 2,350円  -80 (-3.3%)   本日終値
 11月29日、日本ドライ <1909> [東証2]が14万0900株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限9万0700株の第三者割当増資を実施するほか、自己株処分による46万4400株の株式売り出しを発表したことが売り材料視された。新株発行が発行済み株式数の約7.5%となり、株式価値の希薄化や株式需給悪化が嫌気された。発行価格は12月9日から12日までのいずれかの日に決定。調達資金約15億3000万円については、連結子会社への投融資のほか、短期借入金の返済に充てる。同時に、12月20日付での東証1部への指定替えを発表したが、買い材料視されなかった。

■トップカルチャー <7640> 437円  -14 (-3.1%)   本日終値
 11月29日、トップカルチ <7640> が13年10月期の連結経常利益を従来予想の12億円→3億円(前々期は5.9億円)に下方修正し、一転して48.9%減益見通しとなったことが売り材料。販売用CD・DVDの苦戦などにより既存店売上高が目標未達となったほか、出店や増床に伴う販管費が前年より増加したことが響いた。

■アゼアス <3161> 407円  -13 (-3.1%)   本日終値
 11月29日、アゼアス <3161> [東証2] が14年4月期第2四半期累計(5-10月)の連結経常損益を従来予想の6600万円の黒字→5000万円の黒字(前年同期は500万円の赤字)に24.2%下方修正したことが売り材料。防護服・環境資機材事業で、原子力発電所向け販売が伸び悩んだことに加え、一般産業向け需要も本格的な景気回復には至らなかった。また、たたみ資材事業でも、流通段階の畳表の供給量が需要に比べて多い状況で推移していることも響いた。

■グローリー <6457> 2,838円  +66 (+2.4%)   本日終値
 1月30日付の朝刊で「銀行窓口で支払伝票をタッチパネルで作成する電子記帳台を発売。書き損じ減らす」と一部報じられたことが買い材料視された。

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