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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):マーベラス、ジャスト、セガサミー、IHI

■マーベラスAQL <7844> 851円  +150 (+21.4%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
11月29日、マーベラス <7844> が、スマートフォン向けお手軽アクションRPG「らんらん勇者」を、無料通話アプリのLINEが展開する「LINE GAME」で配信を開始したと発表したことが買い材料。発表を受けて、LINE関連銘柄として注目する買いが殺到した。また、12月2日付の日経新聞が「マーベラスはスペイン、英国、シンガポールの現地企業にスマホゲームの開発を委託。年内に3タイトルを順次世界で配信する」と報じたことも、海外展開による業績拡大期待を誘い、買いに拍車を掛けた。

■ジャストシステム <4686> 1,078円  +78 (+7.8%)   本日終値
 11月30日付の朝刊で「小学生向けだったタブレット活用の通信教育サービスを中学生にも拡大」と一部報じられたことが買い材料視された。

■セガサミー <6460> 2,851円  +152 (+5.6%)   本日終値
 ゴールドマン・サックス証券が11月29日付でセガサミー <6460> の投資判断を「中立→買い」に引き上げ、目標株価を2600円→3100円に引き上げたことが買い材料視された。同証券では、スマートフォン向けゲームの成長を評価するほか、カジノ関連銘柄としても注目しているという。また、日経新聞が2日付で「傘下のセガが中国のゲーム大手と提携し2014年から中国と韓国と台湾でスマートフォンゲームを配信する」と報じたことも支援材料。

■IHI <7013> 440円  +12 (+2.8%)   本日終値
 IHI <7013> が上伸。日経新聞が11月30日付で「世界的な航空機需要の増加を背景に、IHIの航空関連部門の営業利益は2016年3月期に300億円程度と、前期(154億円)の約2倍に増えそうだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「12年11月発表の中期経営計画で掲げた利益水準を約100億円上回る」という。航空関連部門の好調を支えに、全体もさらに上振れる可能性が高いとしており、業績好調報道を好感した買いが向かった。

■ミルボン <4919> 4,290円  +30 (+0.7%)   本日終値
 11月29日、ミルボン <4919> が12月30日現在の株主を対象に1→1.2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額の低下により、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に、13年12月期の年間配当を従来計画の66円→68円(前期は66円)に増額修正したことも買い気を誘った。

■カヤバ工業 <7242> 558円  -61 (-9.9%)   本日終値  東証1部 下落率3位
 11月29日、KYB <7242> が3000万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限450万株の第三者割当増資を実施すると発表したことが売り材料視された。新株発行が発行済み株式数の約15.5%となり、株式価値の希薄化や株式需給悪化が嫌気された。発行価格は12月9日から11日までのいずれかの日に決定。新株発行よる調達資金約190億円は自動車用の油圧緩衝器などを生産する海外拠点の新設や既存工場の設備増強に充てる。

■トリケミカル研究所 <4369> 280円  +80 (+40.0%) ストップ高    本日終値
 11月29日、トリケミカル <4369> [JQ] が決算を発表。14年1月期第3四半期(8-10月)の経常利益(非連結)は前年同期比5.3倍の3200万円に拡大して着地。四半期ベースとしては4四半期ぶりに黒字を確保したことが買い材料。売上が8.8%増と伸びたことに加え、生産の効率化や経費削減が寄与した。

■ネットプラ <3328> 97,000円  +15,000 (+18.3%) ストップ高    本日終値
 11月29日、ネットプラ <3328> [東証M]がDガレージ <4819> [JQ]と資本業務提携すると発表したことが買い材料。Dガレージは同社が実施する9600株の第三者割当増資を引き受け、発行済み株式数の7.83%を保有する第3位株主に浮上する。両社は資本関係を強化し、北米で最先端インターネットビジネスの発掘、新興国でのインターネット関連企業への投資と事業展開に取り組む。第三者割当増資で調達した資金7億8542万円も上記事業に向けて充当する予定。提携による相乗効果を通じたインターネットビジネスの強化に期待する買いが殺到した。

■中国工業 <5974> 824円  +55 (+7.2%)   本日終値
 中国工 <5974> が大幅反発。日刊工業新聞が2日付で「中国工業は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同で、燃料電池車(FCV)のインフラとなる水素ステーション向けの複合容器蓄圧器(水素貯蔵容器)を開発する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「すでに樹脂製ライナーを炭素繊維で補強した12リットル容器を開発、これを300リットルまで大型化し2018年の実用化を目指す」としている。価格は1000万円程度を想定しており、水素貯蔵容器の実用化による将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。

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