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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):中京医薬、ローツェ、古河池、SEMTEC

■中京医薬品 <4558> 308円  +30 (+10.8%) 一時ストップ高    本日終値
 25日、中京医薬 <4558> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の27.1%にあたる310万株(金額で9億円)を上限に、26日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNet-3」で自社株買い(買い付け価格は25日終値278円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■ローツェ <6323> 453円  +41 (+10.0%) 一時ストップ高    本日終値
 25日、ローツェ <6323> [JQ]が、iPS細胞をはじめとする自動細胞培養を実現するためのバイオ・オートメーション用スケジューリング・ソフトウェアパッケージ「AsuRa」(アシュラ)を開発したと発表したことが買い材料。10年11月に関連会社と共同開発したインキュベーター(細胞培養装置)「スケール120」に続き、「AsuRa」では細胞培養処理の一段の自動化を目指し、あらかじめ定められた培養スケジュールや条件に基づき、インキュベーターを含めた複数の周辺機器をリアルタイムに制御しながら細胞培養処理を行う。研究者は複雑な環境下でも全自動で、かつ効率的にiPS細胞をはじめとする細胞を培養することが可能になるという。実用化に向けてiPS細胞の研究が加速する中、細胞培養の効率化をもたらす同ソフトやインキュベーターの需要拡大に期待する買いが向かった。

■古河電池 <6937> 577円  +24 (+4.3%)   本日終値
 25日、古河池 <6937> がインドネシア企業のインドモービルグループ(サリムグループ)との間で、2輪・4輪用の自動車用鉛蓄電池を製造・販売する合弁会社を設立すると発表したことが買い材料視された。同社では、海外事業拡大として新たな海外生産と販売拠点の検討を進めてきた。今回、特に自動車需要の急速な成長を続けるインドネシアにおいて、インドモービルグループ(サリムグループ)のPT.CENTRAL SOLE AGENCY社と合弁会社を設立することにより、新たな海外事業の展開を図るという。合弁会社設立による14年3月期の連結業績に与える影響は軽微としているが、急成長を続けるインドネシアでの将来的な収益拡大に期待した買いが向かった。

■SEMITEC <6626> 1,090円  +25 (+2.4%)   本日終値
 25日、SEMTEC <6626> [JQ]が超小型の医療用触覚センサを開発したと発表したことが買い材料視された。製品名は「フォースセンサ」で、微小空間での圧力を計測することが可能だという。特徴としては、進行方向全面の測定ができることに加え、高精度の測定が可能。胃カメラや遠隔医療用機器、人体に直接挿入されるカテーテルへの採用を見込んでいる。

■コムテック <9657> 709円  +13 (+1.9%)   本日終値
 25日、コムテック <9657> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の1.25%にあたる7万株(金額で4900万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は26日から14年3月31日まで。

■バリューHR <6078> 3,135円  +5 (+0.2%)   本日終値
 25日、バリューHR <6078> [JQ]が株主優待を新設すると発表したことが買い材料視された。12月末時点で1単元(100株)以上保有の株主を対象に、同社が運営するカフェテリアプラン「バリューカフェテリア」を初年度年会費(6000円)無料で利用できる権利を付与。また、同カフェテリアプラン(健康診断や各種健康関連サービス)で利用できる5000円分のポイントも贈呈される。

■エイチワン <5989> 935円  -96 (-9.3%)   本日終値
 25日、エイチワン <5989> [JQ]が212万2000株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限52万株の第三者割当増資を実施するほか、自己株処分による135万8000株の株式売り出しを発表したことが売り材料視された。新株発行が最大で発行済み株式数の約10.3%となり、株式価値の希薄化や株式需給悪化が嫌気された。発行価格は12月3日から6日までのいずれかの日に決定。最大で約36.6億円の調達資金については、借入金返済やインド子会社への投融資資金などに充てる。

■ウチヤマHD <6059> 2,686円  -112 (-4.0%)   本日終値
 25日、ウチヤマHD <6059> [JQ]が65万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限12万株の第三者割当増資を実施するほか、同社の内山文治社長による15万株の株式売り出しを発表したことが売り材料視された。新株発行が最大で発行済み株式数の約16.6%となり、株式価値の希薄化や株式需給悪化が嫌気された。発行価格は12月3日から6日までのいずれかの日に決定。調達資金約19.4億円については、連結子会社のさわやか倶楽部(非上場)への投融資資金に充てる。同時に12月16日付での東証2部への市場変更と、12月31日割当での1→4の株式分割を発表したが、買い材料視されなかった。

■ベストブライダル <2418> 677円  +14 (+2.1%)   本日終値
 25日に発表した「セントラル・ホテルズの事業一部譲受」が買い材料。

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