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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):シャープ、ジーエヌアイ、ツルハHD、SBI

■シャープ <6753> 322円  +25 (+8.4%)   本日終値  東証1部 上昇率3位
 22日付の朝刊で「スマホ向け中小型液晶パネルを増産」・「亀山第1、アップル以外に販売も」と一部報じられたことが買い材料視された。

■ジーエヌアイグループ <2160> 486円  +24 (+5.2%)   本日終値
 21日に発表した「中国でF200の特許査定を受領」が買い材料。
 子会社・上海ジェノミクス社が中国において慢性閉塞性肺疾患(COPD)急性増悪治療薬として前臨床試験を行っている「F200」の医薬およびキナーゼ阻害剤に関する特許査定を受領。
 21日に発表した「中国で子会社がフォーム状外用薬製造」が買い材料。
 子会社・北京コンチネント薬業公司が台湾企業の技術指導を受けフォーム状外用薬を製造。発毛剤などを中国で販売。

■ツルハホールディングス <3391> 9,000円  +330 (+3.8%)   本日終値
 21日、ツルハHD <3391> が中国地方でドラッグストアと調剤薬局を展開するハーティウォンツ(非上場)を買収すると発表したことが買い材料視された。筆頭株主のリサ・パートナーズ傘下のファンドが保有するハーティウォンツ株(発行済み株式数の56%)を101億円で取得し、残りの株式も個人株主から1年以内に譲り受ける予定。買収後の売上高は約4000億円でスギHD <7649> などを抜き、マツキヨHD <3088> 、サンドラッグ <9989> に次ぐ業界3位に浮上する見込みで、買収効果による収益拡大を期待した買いが向かった。

■SBIホールディングス <8473> 1,390円  +29 (+2.1%)   本日終値
 SBI <8473> や野村 <8604> など証券株がほぼ全面高。前日の株式市場が円安進行と海外勢による先物買いが主導する形で急伸した流れが続き、22日も日経平均が半年ぶりに一時1万5500円を回復し年初来高値に接近。売買代金も前場だけで1兆4290億円に急増するなど活況なことを受け、SBIやカブコム <8703> 、マネックスG <8698> などネット証券が大幅高。野村、大和 <8601> の大手証券、東海東京 <8616> や岡三 <8609> といった準大手・中堅証券株も軒並み値を上げた。

■日軽金HD <5703> 134円  -4 (-2.9%)   本日終値
 21日、日軽金HD <5703> が150億円の円建て新株予約権付社債(転換社債=CB)を欧州市場で発行すると発表したことが嫌気された。調達資金は全額を長期借入金の約定弁済資金に充当する予定で、当面の金利コストの最小化を図り金融収支改善が期待できるという。転換価格は200円で、発行済み株式総数に対する潜在株式数の比率は13.76%になる見込みで、将来的な株式価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが向かった。

■ソフトバンク <9984> 8,150円  +180 (+2.26%)   本日終値
 22日早朝に海外など複数のメディアが「米有力ヘッジファンドのサード・ポイントがソフトバンクの株式を10億ドル相当(発行済み株式数の1%程度)を取得した」と報じたことが思惑買いを誘った。サード・ポイントのダニエル・ローブ最高経営責任者(CEO)が21日にニューヨークで開かれた投資家向け会合で明らかにしたという。ソニー <6758> にも7%出資するサード・ポイントは「物言う株主」として知られており、今後の株高対策への注目が高まった格好。そのほか本日は、野村証券が投資判断「買い」を継続し、目標株価を8590円→8920円に引き上げたことも買い材料視された。中国アリババと米スプリントの業績修正を反映したほか、海外買収会社を予想に織り込んだ。

■日本エム・ディ・エム <7600> 369円  +80 (+27.7%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 21日、日本MDM <7600> が、米国子会社が製造する人工膝関節の新製品が米国食品医薬品局(FDA)薬事承認を取得したと発表したことが好感された。薬事承認を取得したのは、より深い膝関節の屈曲を可能とした、現在主流となりつつあるHigh-Flexタイプの人工膝関節「Balanced Knee System-Momentum」と、人工関節に用いられるポリエチレンの酸化による劣化を抑制し、耐久性と耐摩耗特性の向上を実現した「E-Vitalize」。承認取得を受け、14年1月から米国で販売を開始する予定。新製品投入による米国での人工膝関節の販売拡大に期待する買いが殺到した。

■毎日コムネット <8908> 674円  +50 (+8.0%) 一時ストップ高    本日終値
 21日、毎コムネット <8908> [JQ] が14年5月期上期(6-11月)の連結経常利益を従来予想の2.4億円→3.4億円に40.8%上方修正。増益率が19.5%増→68.3%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。不動産ソリューション、学生生活支援事業ともに堅調で売上が計画を若干上回ったことが寄与。不動産マネージメント部門の総利益が想定より増えたうえ、販管費の抑制なども利益を押し上げた。上期の増額分をほぼ上乗せする形で、通期の同利益を従来予想の8.2億円→9.1億円(前期は7.6億円)に11.0%上方修正し、増益率が7.2%増→19.0%増に拡大する見通しとなった。業績好調に伴い、期末一括配当を16円→18円(前期は15円)に増額修正したことも買いに拍車を掛けた。

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