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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):牧野フ、アリアケ、そーせい、メディネット

■牧野フライス製作所 <6135> 841円  +43 (+5.4%)   本日終値
 シティグループ証券が20日付で牧野フ <6135> の投資判断を「2(中立)→1(買い)」に引き上げ、目標株価を670円→940円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、航空機関連の上期受注は前年同期比2.5倍の80億円強に拡大したと報告。ただ、大型機の納期は1年以上と長いため今期業績への寄与は限定的だが、来15年3月期以降の業績拡大を牽引すると指摘。同証券では、14年3月期の連結営業利益を52億円→29億円(会社計画は27億円)に下方修正したものの、15年3月期の同利益は77億円→85億円に上方修正した。

■アリアケジャパン <2815> 2,521円  +74 (+3.0%)   本日終値
 アリアケ <2815> が続伸。日経新聞が21日付で「アリアケジャパンの欧州事業は、2015年3月期に営業損益が黒字に転換する見込みだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「現地向けの生産品を増やし、大手食品メーカーなど向けに販売。一部設備の減価償却方法を見直し、償却負担が減ることも収益を押し上げる」という。欧州事業の14年3月期の営業損益は5億5000万円の赤字を見込むが、15年3月期には小幅の黒字に浮上する見通しで業績回復観測を好感した買いが向かった。

■そーせいグループ <4565> 4,790円  +85 (+1.8%)   本日終値
 そーせい <4565> [東証M]が20日、導出している「シーブリ」を含有する1日1回吸入のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)治療薬「ウルティブロ吸入用カプセル」を、ノバルティスが気道閉塞性障害に基づく諸症状を緩解するための気管支拡張剤として日本で発売したと発表したことが買い材料。「ウルティブロ」は有効性と安全性が確認されているシーブリ(長時間作用性抗コリン薬)とオンブレス吸入用カプセル(長時間作用性β2刺激薬)の特徴を併せ持ち、新たな標準治療薬として確立されることが期待されている。9月に日本と欧州で承認され、すでにドイツ、オランダで販売済み。ノバルティスは米国での承認申請を14年下期(7-12月)に予定している。同社は「ウルティブロ」の全世界の売上に対し一定率のロイヤルティを受領する。日本を含む世界展開によるロイヤルティ収入の拡大に期待する買いが向かった。

■メディネット <2370> 51,900円  +500 (+1.0%)   本日終値
 メディネット <2370> [東証M]が大幅続伸。日経産業新聞が21日付で「メディネットは2014年中にも、これまでに培ってきた細胞培養のノウハウを生かし、再生医療製品の製造受託事業に参入する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「同社はがん患者自身の免疫細胞を取り出して培養し、細胞医薬品として患者に戻す『がん免疫療法』に関連する事業を手掛けてきた。国の再生医療分野の規制緩和を受け、製薬会社や研究所からの受託ビジネスを新たな柱に育てる」としており、新規事業参入による、将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。

■武蔵精密工業 <7220> 2,233円  -61 (-2.7%)   本日終値
 20日、武蔵精密 <7220> が100億円のユーロ円建て新株予約権付社債(転換社債=CB)を海外市場で発行すると発表したことが嫌気された。調達資金はアジアで伸びているギアなど自動車部品の設備投資に充て、インドや中国、インドネシアの生産拠点の設備を増強する。転換価格は3441円で、発行済み株式総数に対する潜在株式数の比率は9.32%になる見込みで、将来的な株式価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが向かった。

■わかもと製薬 <4512> 300円  +31 (+11.5%)   本日終値  東証1部 上昇率2位
 20日、わかもと <4512> が14年3月期の最終利益(非連結)を従来予想の1.4億円→7.2億円に5.1倍上方修正。従来の23.5%減益予想から一転して3.9倍増益を見込み、一気に13期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。開発計画による本社移転に伴い、移転補償金8.6億円を特別利益に計上することが主因。

■盟和産業 <7284> 222円  +10 (+4.7%)   本日終値
 盟和産 <7284> [東証2]が大幅高。日経新聞が21日付で「自動車内装品を手がける盟和産業の2014年3月期は、中国事業の営業利益が前期の2倍の1億1000万円程度になりそうだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「尖閣問題後の反日デモの影響で主要取引先の日系自動車メーカー向け出荷が一時落ち込んだが、下期に販売が急回復している」という。内装ボードの出荷数量も伸び下期だけで1億円近い営業利益を稼ぐ見通しで中国事業の回復を好感した買いが向かった。

■マルカキカイ <7594> 1,497円  +41 (+2.8%)   本日終値
 20日、マルカキカイ <7594> が13年11月期の年間配当を従来計画の21円→23円(前期は20円)に増額修正したことが買い材料。株式上場15周年を迎え、期末に記念配当2円を実施する。同時に、DMG森精機 <6141> との製品販売テリトリー解消も発表。昨年買収した機械設備の自動化などを行うエンジニアリング会社インダストリアル・ツールとの相乗効果を最大限に高めるとともに、14年1月以降、DMG森精機以外の工作機械の販売を開始する。

■パナソニック <6752> 1,070円  +24 (+2.3%)   本日終値
 21日付の朝刊で「コンパクトデジカメの機種を半減」と一部報じられたことが買い材料視された。

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