【市況】(香港)本土系航空セクターが逆行高、人民元の先高感が追い風に
本土系航空セクターが逆行高。中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁の発言を受け、人民元相場の先高感が強まっている。多額の米ドル建て債務を抱える中国の航空各社にとって、対米ドル人民元相場の上昇は負債の目減りにつながる好材料。
人民銀の周総裁は先ごろ、許容変動幅を拡大すると同時に、定期的な為替介入から「基本的に脱却する」方針を示した。また、米国の量的緩和を受けて足元では中国への資金流入が加速している。専門家の間では、人民元の対米ドル相場が来年にも1米ドル=5元台に突入すると予測。なお、21日の上海外国為替市場では、1米ドル=6.09元台での推移となっている。
日本時間午前11時53分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■中国国際航空(00753/HK):5.95HKドル(前日比7.21%高)
■中国南方航空(01055/HK):3.19HKドル(5.63%高)
■中国東方航空(00670/HK):3.10HKドル(5.44%高)
《NT》
提供:フィスコ

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