【市況】5日線をサポートに+2σに沿ったトレンドを形成/日経225・本日の想定レンジ
[本日の想定レンジ]
20日のNY市場は下落。10月小売売上高が予想を上回ったことで買いが先行した。しかし、連邦公開市場委員(FOMC)議事録で数ヶ月以内の量的緩和縮小開始が議論されたことが明らかになり、引けにかけて下落する展開となった。ダウ平均は66.21ドル安の15900.82、ナスダックは10.28ポイント安の3921.27。シカゴ日経225先物清算値は大証比60円高の15160円。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、朝方は買いが先行しそうである。しかし、買い一巡後は直近の戻り高値水準での攻防が続きそうである。
政府は20日、公的年金改革で最終報告書をまとめた。既に原案が伝えられていた通り、新指数「JPX日経インデックス400」を例に挙げ、TOPIX以外の株価指数の利用を推奨した。もっとも、株式の基本ポートフォリオについては、6月に11%から12%に変更した投資比率はそのままであり、目先的には期待感が後退する格好にはなりそうである。
そのほか、日銀政策委員会・金融政策決定会合の結果と黒田日銀総裁の記者会見が予定されている。黒田日銀総裁の記者会見を見極めたいとするムードから、商いは膨らみづらそうである。
5日線をサポートにボリンジャーバンドの+2σに沿ったトレンドを形成。15050-15250円のレンジを想定する。
[予想レンジ]
上限 15250円-下限 15050円
《TM》
提供:フィスコ