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【通貨】欧米為替見通し:公的年金改革の最終報告とFOMC議事録を見極める展開へ


本日20日の欧米市場のドル・円は、公的年金改革の最終報告での投資分散(外国証券)、10月29-30日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を見極める展開となる。

ドル・円の注文状況は、上値には、100円50-60銭にドル売りオーダーが控えており、11月決算のヘッジファンド勢の円売り持ちポジションの利食いで上げ渋る展開となっている。下値には、99円50-60銭にドル買いオーダーが控えており、米系企業の12月末決算に向けた利益送金のドル買いで下げ渋る展開となっている。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)での分散投資が本格化してくることで、ドル・円は下げ渋る展開が予想される。

中国人民元の管理変動相場制では、中国人民銀行による中国人民元キャリートレードが終了することで、運用対象通貨である米ドル、ユーロ、円の売り要因となる可能性に警戒する展開となる。

10月29-30日の連邦公開市場委員会(FOMC)では、12月のテーパリング(量的緩和縮小)の条件としての雇用統計などの経済指標の好転を再確認することになる。

【今日の欧米市場の予定】

18:30 英国中央銀行MPC議事録公表
21:00 米・前週分住宅ローン申請指数(前回:-1.8%)
22:30 米・10月小売売上高(前月比予想:+0.1%、9月:-0.1%)
22:30 米・10月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.7%、9月:+1.7%)
24:00 米・10月中古住宅販売件数(予想:515万戸、9月:529万戸)
24:00 米・9月企業在庫(予想:+0.3%、8月:+0.3%)
24:00 ダドリー米NY連銀総裁が講演
02:10 ブラード米セントルイス連銀総裁が講演
04:00 連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(10月29-30日)

《KO》

 提供:フィスコ

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