【経済】キッコーマンの「1滴ずつ注げる」しょうゆが話題
キッコーマン<2801>は18日、プラスチック容器入りしょうゆ「いつでも新鮮シリーズ」のうち売上2位の「塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ」(200ミリリットル)の販売を一時休止すると発表した。
当初の販売計画を大きく上回る状況が続き、容器の供給が追いつかない状況になっているため、十分な商品供給体制を整えた後、販売を再開する。
同シリーズのうち「しぼりたて生しょうゆ」や「おさしみ生しょうゆ」の販売は継続する。
「いつでも新鮮シリーズ」は2010年に発売されたが、二重構造の容器と弁付きのキャップで、内部への空気の侵入を遮断し酸化を防ぎ、液だれせずしょうゆを1滴ずつ注げるようにした。火入れ(加熱処理)をしないしぼりたての生しょうゆのまろやかでさらりとしたうまみとおだやかな香りを味わえ、食卓で使いやすい点が人気を集めているという。
キッコーマンはシリーズ9商品合計の2013年度の売上を前年度比約6割増の35億円と計画していたが、4月から10月までの販売状況は前年同期比2倍に達するほどの勢いとなっている。
売上が好調になってきた時期の販売休止だけに、売上計画の足かせとなるのか、これが話題となりより一層売上に拍車がかかるのか注目したい。
《YU》
提供:フィスコ