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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):日農薬、トッパンフォ、オリンパス、ガンホー

■日本農薬 <4997> 1,351円  +50 (+3.8%)   本日終値
 19日、日農薬 <4997> が、カナダのバリアント社に導出した自社開発の外用抗真菌剤「ルリコナゾール」が米国で承認を取得したと発表したことが買い材料。欧米での独占的開発権・販売権を供与されたバリアント社は、同社から「ルリコナゾール」原薬を輸入し、米国向け製品を製造。最速での発売を目指し、準備を進めるという。米国での医療用の外用抗真菌剤の市場規模は約400億円に達するとあって、業績への貢献を期待する買いが向かった。

■トッパン・フォームズ <7862> 931円  +28 (+3.1%)   本日終値
 トッパンフォ <7862> が大幅続伸。日経新聞夕刊が18日付で、「トッパン・フォームズはスマートフォン(スマホ)などの本体に電子回路を印刷する技術を開発した」と報じたことが買い材料視された。報道によると、「インク状にした導電性の金属を吹き付けて回路を作る。搭載する電子部品の点数を減らせるため端末の薄型・小型化が可能となる」という。腕時計やメガネとスマホを一体化し、身に着けて使う「着用端末端末」への活用を見込み、15年にも実用化予定しており、将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。

■オリンパス <7733> 3,280円  +95 (+3.0%)   本日終値
 オリンパス <7733> が4日続伸。日経新聞が19日付で、「オリンパスは内視鏡の生産能力を2016年度初めまでに3割増強する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「主要拠点の福島・青森県の3工場に計200億円を投資し、それぞれ新工場棟を建設する」という。好調な内視鏡事業に集中投資することによる業績回復を期待した買いが向かった。

■ガンホー <3765> 65,300円  +1,200 (+1.9%)   本日終値
 18日、ガンホー <3765> がスマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」の国内累計ダウンロード数が15日に2100万を超えたと発表したことが買い材料視された。サービス開始から1年半以上が経過した同作品だがランキングでは常にトップもしくは上位をキープしている。同社では10月16日には欧州市場での配信を開始しており、韓国や米国、カナダも含め、海外でも好評であるとしている。

■ユーグレナ <2931> 1,422円  -60 (-4.1%)   本日終値
 18日、ユーグレナ <2931> [東証M]が500万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う90万株の第三者割当増資を実施するほか、同社社長の出雲充氏による100万株の株式売り出しを発表したことが売り材料視された。新株発行が最大で590万株と発行済み株式数の8.6%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化が懸念された。発行価格は26日から29日までのいずれかの日に決定。最大で約74億6000万円の調達資金はジェット燃料を中心とする藻類由来油脂の開発・生産に向けた設備投資資金や、借入金返済などに充てる。

■リゾートトラスト <4681> 3,870円  -35 (-0.9%)   本日終値
 リゾートトラ <4681> が6日ぶりに小反落したところでもみ合う動き。前日に権利落ち考慮後の最高値3980円をつけたことから利益を確定する売りがやや優勢となっているもよう。前日は、岩井コスモ証券が15日付けで最上位の投資判断「1」を継続し、目標株価を4000円から4500円に引上げたことや大和証券がウィークリー今週号で「メディカル事業が引き続き業績を牽引。中期経営計画は上ぶれする可能性」ありと紹介したことが手掛かり材料視され権利落ち考慮後最高値を更新した。

■双日 <2768> 191円  -1 (-0.5%)   本日終値
 双日 <2768> が4日ぶりに反落。日経新聞が19日付で「双日の2014年3月期の純現金収支(フリーキャッシュフロー)は250億円前後の赤字(前期は434億円の黒字)になりそうだ」と報じたことが売り材料視された。報道によると「業績回復で財務の強化に一定のメドが立ったとみて、非資源分野を中心に積極投資にかじを切り支出を増やすのが要因。純現金収支の赤字は08年3月期以来、6期ぶりとなる」としている。将来的に安定した収益基盤の確立を図るのが目的とみられるが、3日続伸した後とあって売りが優勢となった。

■スターホールディングス <8702> 338円  +80 (+31.0%) ストップ高    本日終値
 18日、スターHD <8702> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の11.10%にあたる50万株(金額で1億2000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は19日から14年9月30日まで。

■CSSホールディングス <2304> 444円  +80 (+22.0%) ストップ高    本日終値
 18日、CSS <2304> [JQ] が決算を発表。13年9月期の連結経常利益は前々期比18.7%増の1億0800万円に伸び、従来予想の9100万円を上回って着地。続く14年9月期も前期比2.2倍の2億3800万円に急拡大する見通しとなったことが買い材料。今期もスチュワード事業が堅調に推移するうえ、映像・音響・放送機器の回復で5.8%増収を見込む。

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