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【経済】政治から読み解く【経済と日本株】:民主党金子洋一氏「イエレン氏の議会証言は・・・」


民主党の金子洋一参議院議員は、「イエレンFRB次期議長の議会証言。これは米国よりもむしろわが国に当てはまること。『特に回復が弱々しく、また短期金利がゼロという現状で景気が腰折れした場合に金融政策として利用可能な手段が限られている状況では、支援をやめるべきではない』」とツイートしている。

本日の日経平均は大幅続伸で15000円台を回復した。大台回復は5月24日以来のこととなる。上昇の背景にはイエレン氏の株式市場支援と評されるような「量的緩和の継続」見通しが大きいとの見方だ。この市場へのプレゼントは、かつての「バーナンキ・プット」のように「イエレン・プット」とでも言われるのかもしれない。

アベノミクス相場がスタートして1年経ったが、1年前の2012年11月14日の野田前首相の解散宣言の際、日経平均は8664.73円、ドル・円は79円80銭台だった。僅か1年でここまで上昇するなんて誰も想定しなかったはずだ。政治が経済を大きく左右する要素であることが立証されたと言っても過言ではなかろう。とはいえ、ここからの一段高にはアベノミクス第3の矢である成長戦略の実行力が問われることとなりそうだ。

《MT》

 提供:フィスコ

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