【テク】日経平均テクニカル:トレンド悪化傾向も小幅な調整が必要なところ
日経平均はギャップ・ダウンによるマドを空けての下げから、一気に一目均衡表の雲下限を割り込む局面をみせている。ボリンジャーバンドでは、中心値(25日)と-1σとのレンジから、-1σと-2σのレンジに移行した可能性。いったんは-2σを試す可能性が出てくるため、10/25の直近安値とのボトム形成は期待しづらく、13800円レベルを意識しておく必要。
遅行スパンは実線の下げに沿った下げをみせており、なかなか、上方転換シグナルを発生できないでいる。来週は実線が14100-13750円レベルで推移するため、いったんは上方シグナルを発生させてくる可能性はあるが、14000円処に位置する雲下限が抵抗に変わるようだと、再び下方シグナルを発生させてくる可能性がある。
週足では26週線レベルでの攻防となり、煮詰まり感が台頭。新値足は陰線が3本つながり、陽転ポイントは14700円。もう一段下げると、14430円辺りに切り下がる、そしてさらに陰線がつながれば、14090円ところが陽転ポイントに変わるため、陽転するためのハードルを下げる意味で、小幅な調整が必要なところ。
《KO》
提供:フィスコ