【市況】【↓】日経平均 大引け|様子見ムードの中、先物主導で3日ぶりに大幅反落(11月7日)
日経平均株価
始値 14355.56
高値 14371.56(09:42)
安値 14222.03(14:58)
大引け 14228.44(前日比 -108.87 、 -0.76% )
変動幅 149.53
売買高 22億5409万株(東証1部概算)
売買代金 1兆6951億円 (東証1部概算)
■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶりに大幅反落
2.円安一服の中、先物主導で下げ幅を広げる
3.ECB理事会(7日)、米雇用統計(8日)、中国三中全会(9-12日)を控え、様子見ムード
4.好業績が散発的に選別物色されるが、全般相場押し上げには至らず
5.売買代金は2日連続で節目の2兆円を下回る
■東京市場概況
前日の米国市場では、量的金融緩和の長期化期待を背景に、ダウは128ドル高と6日ぶりに最高値を更新。
一方、東京市場では、日経平均は108円安と3日ぶりに大幅反落し、再び1万4300円台を割り込んだ。
米株の最高値更新を受けて続伸して始まったものの、買い一巡後は戻り売りに押し返された。外国為替市場で円安が一服となり、円高反転への警戒感が高まる中、先物に出された売りが現物株の下げを増幅した。
また、前日業績を上方修正し、本日の動向が注目されたトヨタ <7203> が軟調に推移したことも投資家心理を弱気に傾けさせた。加えて、ECB理事会(7日)、米雇用統計(8日)、中国3中全会(9-12日)といった重要イベントを控えることも、買い方の勢いを削ぐ結果となった。
東証33業種のうち上昇は(1)ゴム製品、(2)繊維製品、(3)医薬品、(4)鉱業の4業種にとどまった。一方、下落率の大きかった上位5業種は(1)ガラス土石製品、(2)鉄鋼、(3)証券商品先物、(4)建設業、(5)金属製品。
個別材料では、今期経常2.1倍増益を見込むコロプラ <3668> [東証M]、上期経常を一転30%増益に上方修正したロート <4527> 、1-9月経常益が通期計画を80%超過したザイン <6769> [JQ]、今期経常を15%上方修正し、配当を2円増額する航空電子 <6807> 、今期経常を95%増益に上方修正したカルソカンセ <7248> 、今期の経常最高益予想を23%上乗せしたミツバ <7280> 、今期経常を一転して39%増益に上方修正した日産東HD <8291> 、今期経常が56%増益にV字回復し、5円増配するMTI <9438> [JQ]などが上昇。このほか、新指数JPX日経400への採用が好感されたUSEN <4842> [JQ]やVTHD <7593> [JQ]、ジーテクト <5970> [JQ]なども高い。
一方、上期を一転して営業赤字9億円に下方修正した奥村組 <1833> 、160万株の公募増資などの実施を発表したウエルシア <3141> 、今期経常を一転赤字に下方修正し、無配転落の見通しとなったJVCケンウ <6632> 、今期経常を一転して36%減益に下方修正したJMS <7702> 、今期経常を43%下方修正した日写印 <7915> などが安い。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)日産東HD <8291> 、(2)ミツバ <7280> 、(3)レオン <6272> 、(4)航空電子 <6807> 、(5)日特塗 <4619> 、(6)カルソカンセ <7248> 、(7)JCU <4975> 、(8)エディオン <2730> 、(9)ミツウロコG <8131> 、(10)巴 <1921> 。
値下がり率上位10傑は(1)名村造 <7014> 、(2)日写印 <7915> 、(3)シミックHD <2309> 、(4)JVCケンウ <6632> 、(5)パラカ <4809> 、(6)ソースネクス <4344> 、(7)ユニプレス <5949> 、(8)JMS <7702> 、(9)マーベラス <7844> 、(10)長瀬産 <8012> 。
【大引け】
日経平均は前日比108.87円(0.76%)安の1万4228.44円。TOPIXは前日比7.43(0.62%)安の1184.73。出来高は概算で22億5409万株。値上がり銘柄数は463、値下がり銘柄数は1186となった。日経ジャスダック平均は1938.75円(9.25円高)。
[2013年11月7日]
(「株探」編集部)

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